不器用な俺を許して…2

臣side ページ21

臣「ありがとな笑」



『え？』



臣「んな事言われたの初めてだった」



『じゃあ､私の前ではカッコイイ社長としてじゃない臣さんで居てね！笑』






と､スゲー可愛い笑顔を向けてくれた…､






はぁー､


ほんとペース乱されるわ…汗







臣「あぁ､なるべくそうする」



『ふふっ笑』



臣「ん？」



『社長の顔に戻ってる笑』



臣「んなすぐに出来る訳ねぇだろ？汗」



『いいよ笑
まだ私が知らない臣さんを私が見つけるから！』






と､ご飯をまた食べ出した…､





Aなら…､


自分でも知らない俺を引き出してくれるかもな…､









臣「なぁー､A？」



『なぁに？笑』



臣「今日､なにがあった？」



『………』








Aの箸が止まった…､






臣「A」



『……何にもないよ､笑』







とAは笑えてない笑顔で言った…､







臣「じゃあ､なんで…んな顔してんだよ､」



『………一目惚れしたんだって』



臣「誰が誰に？」



『壱馬くんが私に…』



臣「んで？」



『断ろうとしたら…』



臣「ん？」



『キス…されちゃった､』







と､苦笑いしながら､涙を流した…､







臣「ったく」






俺は優しく涙を拭いてやった…､







『ごめん…なさいっ､
臣さん…』



臣「ん？」



『辞めなきゃ…ダメっ？』






あぁ…汗


忘れてたわ…､



俺が言ったんだったな…､






臣「お前は？」



『え？』



臣「川村と仕事しにくくないのか？」



『それは…ちゃんと謝ってくれたし､
大丈夫…だと思う､それに…』



臣「ん？」



『ちゃんと結婚してるって…言ったし､』



臣「なんか言ってたか？」



『かなり凹んでた…けど､分かってくれた､』



臣「そっか､」



『けど…』






Aはスゲー困った顔をした…､






臣「どした？」



『私の課の人達には…､
私が結婚したってバレちゃった…汗』



臣「ふはっ笑
んなでっけー声で言ったのか？」



『テンパって…つい汗』








可愛過ぎだろ…マジで､笑





まぁ､なんとなく想像つくけど…笑








臣「で､周りの反応は？」



『みんな､びっくりしてたけど…､
おめでとうって言ってくれて､
旦那がどんな人だとか､質問攻めにあった…汗』



臣「で､言ってやったか？社長だって！」



『んな!!言える訳ないでしょ!!汗
バカ！／／』







俺にバカって言える奴は､

Aと隆二だけだな…笑

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