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SL「Aちゃん!一緒に食べよ」





後ろからポンポンと肩を叩かれて、振り向く前に声の主がにゅっと顔を出した




「あ、ソリちゃん

もちろーん、でも珍しいね
最近スヒョンくんと食べてたでしょ?」




SL「…あーそうなんだけど、いや、実はその事でちょっと相談があって」


ポリポリと恥ずかしそうに頭を搔いたソリちゃんに、
恋の悩みかと胸が踊る





「グク、今日はごめんね」


チラッとこちらを見ながら携帯を触っていたグクに断りをいれれば、大丈夫〜と軽く返された




「いこ!ソリちゃん!なんでも聞く!」





1人ルンルンとはしゃぎながらソリちゃんの手をとって、中庭まで急ぐ


「っ!お弁当可愛い…」


陽の差すベンチに2人で腰掛けて、パコっとお弁当の蓋を開けたソリちゃんに驚愕。


めちゃくちゃ可愛い


お花模様の人参やじゃが芋が散りばめられてて


…食べたい


SL「えへ、スヒョンくんに凄いって思ってもらいたくて、」


真っ赤にした頬に手を当てて微笑むソリちゃんはすっごく幸せそうで。


…って
「え!ソリちゃん手作りなの!?」



SL「そんな大層なものでは無いけどね?

それよりAちゃんのお弁当もいつも美味しそう!…だよね、」



わたしのお弁当を指さして目を見開いたソリちゃんに、自分の手元を見て泣きたくなった


「…いつもグクが作ってくれるんだけど、その、今朝はいなくって。だから、それでこんなことに、」


そう、生活点検で今朝はグクが家におらず、家を出る10分前に起きた私の精一杯がこれ。


本当に食べもんかってレベルにぐちゃぐちゃで
どのおかずも原型を留めてなくって、



「あー、あれ、ソリちゃん!相談あるんだよね?」

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作者名:toryukina | 作成日時:2020年9月28日 17時

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