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すっかり親しくなったテヒオンニを連れてグクの元へと戻る。

「…痛」


TF「どうしたの?どこか痛い?」

さっきから我慢していたお腹の痛みが激しくなって座り込んでしまった。そんな私の背中をオンニは心配そうに摩ってくれて、申し訳なくなる。




「大丈夫だよ、行こう」


オンニの手を引いてアクセサリーショップに戻れば、もう飽きたのか壁にもたれ掛かるグクの姿があって。


「グク!」


私の声に反応して触っていたスマホをポッケに入れたグクは私の隣のオンニを見て不思議そうな顔をする。


「あのねグク、さっきのテヒオンニ。お礼を言いたいんだって。」

TF「…グクさん?であってるかな。私ちょっとお話したいんです。2人になれるところ行きません?」


私の言葉を遮るように口を開いたテヒオンニの発言に驚く。お礼を言うだけだよね?2人きりにならないといけない話なの?

びっくりしてオンニをみるけど、彼女は眉を下げてこちらを見るだけ。


「あ、私が違う店行くよ。
…グク、終わったら連絡してね」



JK「A、」

なんだか少し心がちくりとして、私の名を呼ぶグクの声も無視して背を向けてしまった。そしたら頭がぐちゃぐちゃになっちゃって、お腹の痛みも激しくなって。

呼吸が荒い。

…変だな、ただグクが女性と話すだけなのに。



それだけなのに、そんなことも許せない人間になっちゃったのかな





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作者名:toryukina | 作成日時:2020年9月28日 17時

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