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じゅうさん ページ14

放課後。


昇降口を出ると、そこには女子の集団。


なんとなくいたたまれなくて、さっさと過ぎてしまおうと思ったが、一人の女子に呼び止められた。



「ねえ、あんた最近随分と調子乗ってない?」


金髪ヤンキーで女子からも男子からも一目置かれているやんちゃな子。


嫌な汗が頬をつたう。

今日は赤羽君と一緒じゃないので、そのすきを待っていたのだろうか。


あっという間に女子に囲まれる。


中心にいた黒髪ツインテールの子が、ぐいつと距離を詰めていて、勢い良く私の頬をひっぱたいた。


「なんなの? 最近。赤羽君にベッタリしちゃってさあ? このクソビッチがっ!! お前なんかが近づいていい人じゃないんだよっ!!」


頬がひりひりして、涙が出てくる。

そんな私の様子を構うはずもなく、彼女らの罵倒はとまらない。


「今まで散々いろんな男のこと誑かしてきたくせに今更絞ったの? てかそういう作戦?」


「顔がいいからって調子のんなよ」


「男がいないと生きていけないわけ?」


「目障りだから消えろよ。まじできもい」



「てか、杏奈に謝れよ。お前よりずっと前から赤羽君のこと好きだったのに。お前さえいなければ…」



どげざ、どげざ


きえろ、きえろ


しね、しね


そんなコールが聞こえて、たまらなくなって耳を伏せてしゃがみこんだ。


しばらくすると、頭上から蹴りが飛んできた。


大丈夫、あいつらが満足したら終わるからそれまで我慢。


それでもぐっとこらえて、縮こまっていると、


「おっ、きたね? 何してもいいから盛大にやっちゃって」


「Aちゃんを好きにできるなんて感激だわ、まじ」



嫌な予感がした。


目の前には、



「よ、ひさしぶり」



私が、以前遊んで上げた他校の男子が集まっていた。

じゅうし→←じゅうに



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さをり(プロフ) - salomeさん» 返信遅れて申し訳ございません。あけましておめでとうございます。いつもコメント、そしてご愛読ありがとうございました。よろしければほかの作品もよろしくお願いしますm(__)m」 (2018年1月17日 20時) (レス) id: 03e7d0d3bc (このIDを非表示/違反報告)
さをり(プロフ) - ツンデレ様さん» 返信遅れてしまい申し訳ございません。リクエスト、承知致しました。また、時間に空きができ次第連載しようかなと思っている所存ですm(__)mあけましておめでとうございます!!そして、ご愛読ありがとうございました!ほかの作品もよければごらんくださいm(__)m (2018年1月17日 20時) (レス) id: 03e7d0d3bc (このIDを非表示/違反報告)
salome(プロフ) - 明けましておめでとうございます今年もよろしくお願いします後更新待っています (2018年1月2日 11時) (レス) id: 31aa9c013b (このIDを非表示/違反報告)
ツンデレ様 - 小説に関係ないけど明けましておめでとうございます!今から私の好きな小説のコメント欄にあけおめって言いまくってるんですよねー(おいこら迷惑ダロ殴(すんませんー) (2018年1月1日 12時) (レス) id: dce25d3fc6 (このIDを非表示/違反報告)
salome(プロフ) - 更新とても嬉しいですあの時夢主が何故自分から離れたのが事の真相を聞いてカルマがどう思いどう動くのが気になります更新待っています (2017年12月31日 16時) (レス) id: 31aa9c013b (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:一六八 | 作成日時:2017年5月19日 14時

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