最終話｢ 真 ｣前半 ページ26
ーA視点ー
目が、覚めた。
辺りを見渡す余力も無いので、瞼は閉じたまま只々時間を感じ取る。
しかし異臭がするので仕方なく目を開けると、そこは見覚えのある部屋だった。
マリーの部屋…か？血でなんも見えねぇけどな…
あぁ、足音がする…嫌だな…
…来たのはシンタロー達かなぁ？
部屋の前で足音が止まる。匂いの異常を感じているのだろう。
てか今気付いた、これ俺の血じゃん。
なんでや…
と考えていると部屋の戸が開く。
元々部屋が暗かったので差し込んだ鋭い光が只の戸を一枚の大きな扉の様に思わせた。
マ｢何か言うことは｣
貴｢…まぁそう焦んな。順を追って説明する｣
いつもと違って俺は落ち着いていなかった。
けど、動揺する気力も暴れる体力ももう残ってないし、足りない分を作るつもりも無かったのでマリーの部屋から自身の血を全身に浴びた状態でリビングに出る。
リビングに戻ると、揃って待っていた団員達が一斉に視線をこちらに向ける。
…そして鼻を曲げる。 鉄臭いのか。
貴｢これは俺の血だ。精神環境が最悪の状態で"飛んで"帰ってきたせいで色々やっちまったらしくてな。｣
それだけ言って、体と部屋の状態をリセットする。
貴｢何から話せば良いのやら｣
マ｢とりあえず座って。｣
言われたので空いた席に座る。いつの間に椅子新しく買ったのか…
貴｢団員の皆は勿論街の人々にも多大な被害と迷惑をかけてしまった事には深く反省している。｣
マ｢迷惑じゃないでしょ…？｣
貴｢……え？｣
マ｢心配したんだよ…？
急にいなくなるし、外に出たら暴れてるし、雰囲気は最悪だし…私、どうすればいいか必死に考えて…｣
貴｢ごめん…
…心配かけさせてごめん。
でも俺、モモやマリーに伝えたいことがあるんだ。｣
モ｢私にも…？｣
今日一日大波乱だったせいでこの上なく疲れきった顔をしている皆、その中でもモモは目の下にクマらしきものが見える。
それでも、伝えなければ。
→後半に続く
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亀ヤンマ(プロフ) - ハイビスカスティーさん» 最後まで応援ありがとうございましたッ！！！ハイビスカスティーさん達が背中を押してくれたお陰で最後まで成し遂げる事ができました本当にありがとうございました感謝し切れません(´；ω；｀) (2016年6月29日 23時) (
レス) id: 3879312bd2 (このIDを非表示/違反報告)
亀ヤンマ(プロフ) - 白黒(モノクロ)さん» 黒さん！ありがとですー！！あの、なんて言うか、ｿﾉ……(´・ω・｀)これからの活動とかは考えてない(No idea)ので投稿作品はこれで終わりかなって思ってます本当にすんませんm(*_ _)m (2016年6月29日 23時) (レス) id: 3879312bd2 (このIDを非表示/違反報告)
亀ヤンマ(プロフ) - YUIさん» おめありですー！！｢続く｣の所言われるまで気付きませんでした……( ; ・ω・) <ｱﾌﾞﾈｱﾌﾞﾈｪ (2016年6月29日 23時) (レス) id: 3879312bd2 (このIDを非表示/違反報告)
YUI - 完結おめでとうございます！！最後が「終わり」じゃなくて「続く」になってますが・・・？？ (2016年6月29日 19時) (レス) id: 212edba280 (このIDを非表示/違反報告)
ハイビスカスティー(プロフ) - 完結おめでとうです!!! (2016年6月27日 5時) (レス) id: 751079c258 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：亀ヤンマ | 作成日時：2016年2月6日 1時
