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数分そんなやり取りを続け結局じゃんけんで決めていた。コイツら本当はめっちゃ仲良いだろ。なんて一歩引いた目で見つめていると、順番が決まったようで坂本さんがロープを解いてくれた。
目の前に桂さんが立ち、その後ろで銀時がものすごく不服そうな顔をしている。桂さんで始まり、坂本さん、高杉さん、銀時で最後という順らしい。
「…失礼する。」
『ど、どうぞ』
するり、と私の手を握って持ち上げる。そのまま顔を近づけ、手の甲に優しく口付けた。目線だけで此方を見上げる桂さんにどきりとしながら顔を離すのを見つめていた。
「ケッ、キザな野郎だ」
後ろで銀時が悪態を零す。そんなに最後になったのが気に入らないのか。子供みたいだな。と哀れみを向ければそれに気づいた銀時に少し怒られた。というか文句を言われた。
「次はわしじゃけ！」
『…はい』
前回のことがあって少し気まづい。本人は気にしていない様子で普通に笑っている。それはそれでムカつくのだが、ものすごく気まづくなるよりはいいのだろうか、と一人悶々と考えていると頬に両手が添えられる。
『えっ、ちょっ、』
「！？」
「坂本ッ！！」
ぎゅ、と目を瞑ると唇、ではなく鼻先に触れる感覚。ちゅ、とリップ音がなって離れていく。ぽかん、と目を見開く私に坂本さんは無邪気な笑顔を見せる。
「Aは可愛ええのう！」
『わっ、坂本さん！頭ガシガシ撫でるのやめてください！！』
すまんすまん！！と手を離す坂本さんに乱れた髪を手櫛で直した。ほんとに読めないなこの人は、とため息を零すと顔に影がかかり見上げれば、高杉さんが私を上から見下ろしていた。それはそれは怖い顔で。
『ひぇ、』
「…ちゃんと立て」
そう声が降ってくると慌てて背筋を伸ばす。すると頬から頭にかけてに手を添えられ、くい、と上に挙げられた。私の視界には白い天井と視界の下の方に見える高杉さんの頭。結構この角度きつい。
『あ、あの、ッ、』
文字数
・→←【身体の何処かに口付けろ】坂田銀時 桂小太郎 高杉晋助 坂本辰馬
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トろさん(プロフ) - ニコさん» わあああほんとですね！誤字ってました…、教えて頂きありがとうございます！！ (2022年10月2日 8時) (
レス) id: 52ab68bbcb (このIDを非表示/違反報告)
ニコ(プロフ) - 細かくてすいません…新撰組じゃなくて真撰組だと思います… (2022年10月2日 0時) (レス) @page49 id: 3cff96fe75 (このIDを非表示/違反報告)
ニコ(プロフ) - 細かくてすいません…新撰組じゃなくて真撰組だと思います… (2022年10月2日 0時) (レス) @page49 id: 3cff96fe75 (このIDを非表示/違反報告)
塩おにぎり(プロフ) - めちゃくちゃ嬉しいです！！😭😭😭主様天使！ (2022年8月23日 21時) (レス) id: 75433748f1 (このIDを非表示/違反報告)
トろさん(プロフ) - 塩おにぎりさん» ありがとうございます😭😭近いうちに神威で描かせていただきますねっ！！ (2022年8月23日 21時) (レス) id: 52ab68bbcb (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：トろさん | 作成日時：2022年7月24日 18時
