【制限時間−三十分】神威 ページ2
今までに感じたことのない窮屈さに意識を取り戻したのは良いものの、目の前には白い壁、前に肘を着いて膝立ちになっていた。自分の下には誰かの気配。
「ねぇ、苦しいんだケド」
『かっっっ……むいくん、?!』
だと思う、声しか聞こえないが、私の胸になにか押し付けられてる?ていうか私が押し付けている?のか分からないがそんな感覚。神威くんの声が聞こえた時に違和感があったので押し付けて、られているのは十中八九顔だろうな。
どうやらいつもの部屋ではなく、この窮屈な箱に閉じ込められたらしい。私たちの体制からして箱は正方形、ある程度の余裕はあるが自由に動けるかと言われれば話は別。
身動きを自分勝手に取ろうものなら相手の身体を踏む可能性がある。まあ神威くんはそんなこと気にせずに体を動かしそうだけど。
「…そろそろ邪魔、引きちぎるヨ?」
『何を!?』
私達は何とか神威くんが私の上になる様な体制に変え、ちぎられずにすんだ。ていうか物騒。驚く私を無視して神威くんは無駄な脂肪で邪魔そうだし、なんて言いやがった。とんでもねぇな。
なんとか顔の横に神威の肘が付き、私の股の間に収まる神威くんの身体。密着していて本人の顔は見えないがなんとも言い難い空気だな。でも神威くんが筋肉ムキムキの巨体じゃなくて良かった。ある程度の隙間ができる。
先程よりは私の体制が楽になったが、神威くんは大丈夫だろうか、私の横に着いた肘と手、膝がついているくらいで決して楽な体制とは言い難い。
『神威くん、キツかったら凭れてもいいよ?』
「……」
『あれ、神威くん?』
文字数
375人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「銀魂」関連の作品
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
トろさん(プロフ) - ニコさん» わあああほんとですね!誤字ってました…、教えて頂きありがとうございます!! (2022年10月2日 8時) (レス) id: 52ab68bbcb (このIDを非表示/違反報告)
ニコ(プロフ) - 細かくてすいません…新撰組じゃなくて真撰組だと思います… (2022年10月2日 0時) (レス) @page49 id: 3cff96fe75 (このIDを非表示/違反報告)
ニコ(プロフ) - 細かくてすいません…新撰組じゃなくて真撰組だと思います… (2022年10月2日 0時) (レス) @page49 id: 3cff96fe75 (このIDを非表示/違反報告)
塩おにぎり(プロフ) - めちゃくちゃ嬉しいです!!😭😭😭主様天使! (2022年8月23日 21時) (レス) id: 75433748f1 (このIDを非表示/違反報告)
トろさん(プロフ) - 塩おにぎりさん» ありがとうございます😭😭近いうちに神威で描かせていただきますねっ!! (2022年8月23日 21時) (レス) id: 52ab68bbcb (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:トろさん | 作成日時:2022年7月24日 18時