49 ページ49
「あ!!夏油さん!!…とあれ、A、さん?未来に帰ったと聞いたのですが!!」
「灰原…」
『お!おひさ!』
休憩スペースへとラフな格好で入ってきた灰原くん。原作では任務に出発して最後。死ぬ。それが原作でのルート。
だが、原作とは違う、灰原くんの格好。どうやら灰原くんの死は回避出来たようだ。
『いやぁ、寂しくなって来ちゃった!』
「そんなに簡単に来れるものなんだ!!」
『まぁ?私だからできる?みたいな??』
あと、Aでいいよ!と言えば相変わらずの笑顔で頷いた灰原くん。この子を救えて良かったな、と心から思った。
「…灰原、なにか飲むか?」
「えぇ!!悪いですよ!!コーラで!!!」
『あっ、じゃあ私が払うー!』
「えっ!!!女性に払わせるなんて!!ありがとう!!」
「…灰原のそういう潔の好いところ嫌いじゃないよ、」
ちゃりん、と小銭を入れて、ボタンを押すと落ちてきたジュースはコーラではなく、
『ほい、オレンジジュース』
「あれ、僕コーラって」
『言ってないよ?』
「え?でも」
「言ってなかったよ」
「夏油さんまで!!?」
ハハハ、と笑って傑くんの隣にまた座ると灰原くんが反対の隣に腰掛けた。
『灰原くんって明日空いてる?』
一応のため確認をとる。傑くんと一緒にいると言った手前、任務があるならついて行くなんて浮気者みたいだしね。
「空いてるよ!!最近では珍しく任務もないんだ!!」
良かった。あっちゃ困る。あれだけ怪我をして、迷惑をかけたのにかすってなかったとか笑えない。
『そっかそっか!』
「……」
「……」
『……』
「え??何も無いの???」
まぁ、何も無い。聞いただけだし。おいおいそんな顔するなよ二人とも。私が考え無しなのは知ってるだろ???(自虐)
『……あっ!』
「なんだい?」
『今からみんなでご飯でも行こうよ!』
「いいですね!!奢りですか!!?」
『おっと』
「私はいいけれど、」
悟や硝子には、困り眉の傑くん。確かに二人にも、夜蛾先生にも来たことを言わなければいけない。
悟はどんな反応するかな。めっちゃ怒ってたもんなあ。百戦錬磨の暴言を覚悟しとこう。耳栓どこやったっけな()
「君が夏油くん?どんな女がタイプかな」
195人がお気に入り
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
HOA(プロフ) - めっちゃ続き気になります…更新頑張ってください! (10月2日 21時) (レス) @page47 id: 8a892d4b08 (このIDを非表示/違反報告)
ぴかそ - はじめまして!めちゃくちゃ面白くて一気読みしちゃいました、、、!!続きめっちゃ気になりすぎて寝られないぐらいです!更新土下座待機してます!頑張ってください応援してますー!! (2023年3月2日 11時) (レス) @page47 id: 515339af0b (このIDを非表示/違反報告)
すいー - うわぁぁあめっちゃ続き気になるぅwなんかめっちゃ"そうゆうことかー!"ってなりました!(笑)更新頑張ってください! (2022年12月29日 15時) (レス) @page40 id: 7621d5ed60 (このIDを非表示/違反報告)
トろさん(プロフ) - シルバーさん» ほんとですね!!慌てて作ったので消しわすれました!!教えていただきありがとうございます!! (2022年7月10日 19時) (レス) id: 52ab68bbcb (このIDを非表示/違反報告)
シルバー(プロフ) - オリ/フラ立ってます。外して下さい。 (2022年7月10日 19時) (レス) id: 4df619e2e3 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:トろさん | 作成日時:2022年7月10日 19時