仲間割れ ページ13
思い、出した。
原作では野薔薇ちゃんがここで呪力による異空間に飛ばされる
そこに私が行くってことか
これからの流れを見たら妥当な判断だな
さすが神。
「ちょっと…!、どこよここ真っ暗で何も見え——」
『ものすごい呪いの気配』
「えぇ、!気をつけなさいよ!」
野薔薇ちゃんが片っ端から呪霊を倒し始める
呪術使うの2回目か…実地体験の時みたいなのは野薔薇ちゃんに影響が出ないとは限らない
…新しいのを試すか
呪力を、弓矢みたいに。人差し指を呪霊に向け伸ばした左手に呪力を固め、ぐぐっ、と矢を引くときみたいな感じで引いて
放つ
『…はっ、』
ぱりんっ、と仮面のような呪霊を倒したものの、弓矢ではこの数を倒すには遅すぎる
想像力、というか創造力って感じだよね
自分の右手に集中させた呪力が短刀を実態化させていく
「なっ、ちょ、A!それ、」
『…私の、呪術は自分と相手の呪力を操る!呪力さえあれば実態化できる!』
チートじゃん!!、と呪霊からの攻撃を避けながら叫ぶ野薔薇ちゃんにえへへ、と笑う
あとは体が動くかどうか
うん。大丈夫!数々アニメの最強キャラたちを見てきてどう動けばいいのか立ち回りはよく分かるplusチートトリップのおかげでアッチより体が軽い
『…!野薔薇ちゃん!後ろ!!』
バキッ、と言う音と共に野薔薇ちゃんが吹っ飛ばされる
「っぐ、」
倒れ込む野薔薇ちゃんを巨体の呪霊が持ち上げる
『野薔薇ちゃんっ!!!…っ!』
よくも私の野薔薇ちゃんの可愛いキュートなお顔に傷をつけたなこの雑魚呪霊が!!
助けに入ろうとすれば、ほかの呪霊からの攻撃を短刀で受ける
助けに行けない!邪魔!!
「オマエ顔覚えたからな。絶対呪ってやる」
『え、ちょ、死が決定したみたいな口調やめて!?』
じゃきんっ、とやっと私を抑える呪霊を払えたので野薔薇ちゃんの方に加勢に行こうとすれば
ばくんっ、
野薔薇ちゃんを掴んでいた呪霊が大きな蛇に噛みつかれる
「!!」
「A!一旦下がれ!!」
うん!、と頷いて呪霊を踏み台にし伏黒くんの方に下がった
「カエル苦手なんスけど…」
「悪かったな!!」
『そんな乙女な所も可愛くて大好き!』
「何言ってんの」
126人がお気に入り
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:トろさん | 作成日時:2022年1月6日 12時