叶わない恋

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しのぶ目線
甘露寺さんや時透くんが目覚めた一週間後産屋敷邸で緊急柱会議が行われた。

　「今回のお二人ですが傷の治りが異常に早い。何があったんですか？」

そういえば遊郭の戦いで竈門君は一ヶ月眠って居たのに今回は一週間で目が覚めた。どうしてだろう。

あまね様からお話があり、今回の戦いで二人に痣が出た事で怪我の回復が早かったみたいだ。

悲鳴嶼さんの提案で柱稽古が行われることになったが、私は毒の調合、研究があるため柱稽古を無しにしていただいた。

会議が終わった後甘露寺さんが不安そうにしていた。気になったのでどうしたのか尋ねてみると、

甘『えっと…これって言っていいのかな。』

そんな小さな声が聞こえた。

　「何でも言って下さい。」

そこに伊黒さんが通りかかった。伊黒さんが何か言いたげに此方を見ている

甘『あっ！伊黒さん……』

　「伊黒さんと何かあったのですか？」

伊『胡蝶少し甘露寺を借りてもいいか？』

　「ダメです。甘露寺さんは今私と喋っているので後にして下さい。」

甘『伊黒さんも一緒に聞いてくれると有り難いの。』

　「それで？どうしたのですか？」

甘『えっと、私が目覚めて2日後Aちゃんがお洗濯物を取り入れていたから家庭的でいいわね！きっといい殿方が見つかるわね！って言ったら、Aちゃんが言いたいことがあるって言って嫌いとかkoroすとか前の戦いでsiんで仕舞えばよかったのにとか言われて私Aちゃんの気の触ることしたかなってずっと考えてて。不安で不安で仕方なくて。』

伊『久世がそんなこと言うとはな。』

　「甘露寺さんそれに伊黒さん今Aは気が動転しているんです。何があったのかはお二人に知られたくないのかもしれませんから何もいえませんが、精神的に辛い状況にいるんです。だからAが言ったこと気にしないで下さい。」

甘『わかったわ』

Aがそんな事言ったなんて。屋敷の手伝いを一人でさせるのは不安だな。どうしよう。
暫くの間だけでもアオイと一緒にさせよう。

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