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「蛇柱様!」
どうしよう、何故だかわからないけど口が勝手に動いてしまった。
伊『何だ?』
もうどうにでもなってしまえ。
「好きです。大好きです。」
伊『……すまないが俺は甘露寺が好きなんだ。』
「分かってます。…貴方が違う人を愛そうと私は貴方を愛し続けます。」
伊『本当にすまない。気持ちだけ頂いておく。』
「迷惑かけてすみませんでした。さようなら。」
やばい泣きそう。振られるって分かってたのに。なんで自分の首を絞めるようなことしたんだろう。私本当に馬鹿だ。告白なんてしなかったらまた伊黒さんとお出掛けできたかもしれないのに。
悲しい。息が詰まって苦しい。
瞼が熱くなって視界が滲む。
早く部屋に戻ろう。
廊下を歩いていたら宇髄さんと三人のお嫁さんが歩いていた。
宇『おお!久世じゃないか。』
「こんにちは」
今も涙が出てる。見られたかもしれない。最悪。咄嗟に俯いてしまう。
雛『どうしたの?』
「何でも無いです。少し疲れただけですから」
須『嘘だ!疲れたからってそんなに悲しそうに泣かないよ。』
ま『須磨!やめなさいよ!何があったのか知らないのにそういうこと言うのはやめなさい!』
須磨さんは馬鹿そうなのにそういう所は鋭いのなんかやだな。まきをさんはいつも怒ってるのになんか優しい。
宇『伊黒となんかあったのか?』
「えっなんで……」
宇『さっき胡蝶が言ってたんだよ。今日伊黒と出掛けてるから嬉しそうに帰ってくるんだろうなって。』
「そうなんですか。」
しのぶ様がそんなこと言ってたんだ。
宇『で?何があったんだよ。』
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美桜 - でもみつりは嫌いではなく伊黒と一緒で両片思いが嫌なんです。私は推しの幸せを願えません。推しが好きすぎて相手キャラに嫉妬しまくってしまいます。長文失礼しました。 (2022年1月31日 11時) (レス) id: e831a8d291 (このIDを非表示/違反報告)
美桜 - 初めまして。ずっと話読んでいました。私もおばみつ好きではありませんので気持ち判ります。伊黒推しの人でおばみつ好きな人多いですよね。おばみつ嫌いな人少なくて共感してくれる人がいなくて1人でイライラしていました。完結お疲れ様です。 (2022年1月31日 11時) (レス) id: e831a8d291 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:腐女子なとろろこんぶ | 作成日時:2021年11月28日 20時