おバカすぎる苺の七人目！

じゅー ページ11

今日はあるアニメの曲のレコーディングです！

楽しみだなぁ〜

緊張？そんなのしないよ〜

「あ！とろろさんですか？」

男の人が話しかけてきた。

「私、ここのスタッフの山下です。」

『あ〜山本さ〜ん！今日はよろしくお願いします！』

「山下ですー。それではついてきてくださいね〜」



『わぁ〜！私、こんな部屋で歌うの初めてです！』

入った部屋には立派なマイクが置いてあって、あれで歌えるのかと思うとすごく嬉しくなった。

「じゃあ、とろろさん準備ができたら呼んでくださいね。」

『分かりました〜！』

よーし、やるぞ〜

荷物をおいて、髪を一つに纏めた。

『あーあーあー』

声を整えて。



『よろしくお願いします！』

「はーい、じゃあ流しまーす」

流れてくる音楽に身を任せ、自分が感じたことをそのまま歌に乗せた。

ちゃんと、感情をこめて。

でも芯が通った声で。

ああ、歌うのってすごく楽しい！

「はい！OKです！」

『え！これでいいんですか！？』

「はい、バッチリです！聞いてて、とろろさんが何を伝えたいのかちゃんと分かりました！」

『わぁ！ありがとうございます！！歌っててとても楽しかったです！』

「じゃあもう帰ってもいいですよー」

『はい！ありがとうございました！』


ん、あれ。ドアが開かない。なんで？

「とろろさん、引いてください！」

あ、開いた。

『すみません、山上さんありがとうございました〜』
恥ずかし〜





？「あれ、もしかしてとろろちゃん？」


ん？どちらさま〜？？？


さぁ、この人は一体誰なんでしょう！！

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