体育祭が迫っている時に来た転校生は最強で麗日お茶子の幼馴染でした。 (ページ21)

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体育祭だねぇ⑱ ページ21

妖魔ｖｅｒ

お茶子の試合は見るって約束したけど、やっぱり見ないことにしたんだねぇ。

だって…

爆「遅せぇぇぇぇぇ！！」

麗「うわっ！！！！」

BON！！！！

―――――お茶子が可愛そうだからだねぇ

次の試合は、緑谷君ｖｓ轟君だけど、僕、面倒事は嫌いだから、友達の試合は見ないことにするねぇ

―――――――――

お茶子ｖｅｒ

おかしい…観覧席を一通り見たけど、三郷ちゃんの姿が見当たらん！！

三郷ちゃん、もしかして試合を見に来てないの！？

でも、三郷ちゃんがいなくても、私爆豪君に勝ってみせる！！

――――――――と、思ったけど…

ミッド「リカバリーガールの元へ！！」

あれ？私、何で担架に乗せられてるの？私、負けたの？

嘘だ。三郷ちゃんがいなくても、爆豪君に勝ってみせるって言ったのに…

その後、保健室で手当を受けていたら、三奈ちゃんが来た。

事情を聞いたら、「お茶子が可愛そうだったから」試合を見に来なかったことがわかった。

ガラガラガラ

麗「！！三郷ちゃん！！」

『お茶子‥。ごめんなさいだねぇ‥お茶子の試合、見に行くって約束したのに…
　でも、僕‥お茶子がｋ麗「わかっとるよ。可愛そうで見に来なかったこと。」え…？』

麗「可愛そうで試合を見に来なかったんでしょ？さっき、三奈ちゃんから聞いたよ。」

『でも、僕、お茶子と約束したのにっ…うわぁぁぁぁぁん！！！』

いつの間にか、三郷ちゃんの顔には大粒の涙が流れていた。

初めて見た、三郷ちゃんが泣いた顔。

でも、私は‥

麗「私はっ！！三郷ちゃんの試合、見に行くよ！！」

『…？？』

涙が止まった―――

『ど、どうしてだねぇ？？』

麗「だって…三郷ちゃんが頑張ってる所、見たいもん！！！」

――三郷ちゃんを元気づけるには、褒めてあげる――

――これは、幼馴染の私だからこそ、わかる特効薬――

『僕、僕頑張って、優勝するねぇ！！お茶子も試合見に来てねぇ！！』

タタタタ

行っちゃった…

リ「見に行かないのかい？あの子の試合。」

麗「え？」

リ「たった今、約束してたじゃないか。見に行かなかったら、約束を破ることになるよ。」

麗「…！！はい！！」

タタタタ

校舎にプレゼント・マイク先生の声が響く。

《続いての試合は‥
　黒影を宿して、相手を闇の中へ！！ヒーロー科、常闇踏陰！！
　ｖｓ
　コイツ、最強すぎねぇ！？親は人間じゃないってさ！！ヒーロー科、妖魔三郷！！》

――始まった！