藍良Side ページ12
まさかあんな過去があったなんて。
ー 回想 ー
マヨイ｢実は昔、私もまだ幼い頃でした。城下町で私はとても周りから変人扱いをされていたのです。｣
そ、それは……分からなくもないけど……
ってそうじゃない！！！
マヨイ｢そのせいで、同じ学校の人達からは嫌がらせをされていたのです。｣
藍良｢なにそれぇ？！ひっどぉい！！｣
マヨイ｢仕方ありません。変なのは事実ですから……。ある日の帰り道、いつもより酷く嫌がらせを受けた日がありまして。怖くてたまらず、しゃがみこんでしまった所で誰かが止めてくださいました。｣
藍良｢それがもしかしてお姫様？！｣
マヨイ｢はい、そうです。情けなくうずくまってしまった私を、姫様は助けてくださいました。｣
マヨさんの表情が少し柔らかい。こういう表情、あんまり見ないかもしれないなァ……
マヨイ｢その日私は思いました。私も姫様のように、強く優しい人間になりたいと。私がこのお城の兵士になったのも、あの日がきっかけです。｣
藍良｢お姫様ってほんっとにすごいんだね…！おれ感動したよォ！！｣
でも、お姫様はマヨさんの名前がうろ覚えだった気がする…
そもそも、名前はどこで知ったんだろう？
藍良｢それ以降は会ってないのォ？｣
マヨイ｢いえ、数日後に一度お会いしました。その時は覚えてくださっていて、恐らく当時のルシア様とご一緒に散策されていたようです。｣
藍良｢その時に、お姫様はマヨさんの名前を知ったの？｣
マヨイ｢多分そうだと思います。こちらから名乗ってはおりませんが、姫様が話しかけてくださった時、母が私の名前を呼んだので……｣
藍良｢なるほどねぇ……｣
…………あんな話聞いたら、衝撃すぎてなんて言ったらいいかわからないよォ！！
藍良｢あぁー！もう！｣
一彩｢藍良！失礼するよ！｣
藍良｢ひぇ？！ちょっとヒロくん！ドアを開ける時はノックしてって……｣
一彩｢姫様がいなくなった｣
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 33人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
凛桃(プロフ) - ライラさん» ライラさん、再びコメントありがとうございます😭✨ 言い回しはすごく考えていたので、私なりのかっこいい表現や溢れ出る悪役感が伝わっていただいたようで嬉しいです😊 これからも色々書いていく予定ですので、ぜひお願いします！ (2022年10月26日 15時) (
レス) id: d15848ef23 (このIDを非表示/違反報告)
ライラ - 完結おめでとうございます。読み返したくなるくらい素敵な作品でした。ボス戦でのALKALOIDのセリフ回しがカッコ良かったです！あと、個人的に敵国の女王様の喋り方が悪役感溢れる口調で結構好きです！ (2022年10月25日 18時) (レス) id: 0b6a0d6dce (このIDを非表示/違反報告)
凛桃(プロフ) - 氷雨さん» 氷雨さん、いつもありがとうございます〜！！ 花言葉も、マヨイ色のぴったりな花は何があるかなど調べて書いていたので、お褒め頂いてとても嬉しいです✨ また誰かで書こうとしているので、よければこれからもよろしくお願いします😌 (2022年10月25日 18時) (レス) id: d15848ef23 (このIDを非表示/違反報告)
氷雨(プロフ) - おぉ…！！完結おめでとうございます！ラベンダーを差し出す夢主ちゃんがロマンチック過ぎて…！マヨさんと夢主ちゃんこれからも幸せになってくれ…。 (2022年10月25日 8時) (レス) @page31 id: 0ce51b4389 (このIDを非表示/違反報告)
凛桃(プロフ) - 氷雨さん» あ！！そうでしたね！ご指摘ありがとうございます（><;） (2022年10月8日 7時) (レス) id: d15848ef23 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：凛桃 | 作成日時：2022年9月12日 12時
