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大吾side
大吾「あの日は、ほんま。
正門のお陰なんよなぁ……」
流星「まさちゃん、たまに頼りになる。笑」
大吾「せやな笑」
久々に流星との宅飲み。
昔話をしながら
俺はコタツに置いたビールをちびっと飲む。
大吾「正門居らんかったら死んでたんかな笑」
流星「……結果生きてんねんから。」
流星は豪快にチューハイを煽った。
……もう10年近く経った今やから分かる。
俺をこの世界に繋ぎとめたのは正門で、
俺の意味を教えてくれたのも正門だった。
正門は俺に、
丈くんを支えようと言った。
愛すべき人を失った苦しみも、
新しい生命の重みも、
きっと一人では抱えきれないから。
正門は俺に、
あの日を生きる意味をくれたのだ。
正門「あ〜、さむ。笑」
玄関扉の開く音がして、
コートの襟元に顔を埋めた正門が
部屋に入って来た。
流星「いらっしゃ〜い」
正門「あ、ここ、俺らの家。」
大吾「お邪魔してま〜す」
正門「いやここ、あんたと俺の家よ。」
ツッコみながらコートを脱ぐ正門が
俺たちの前にビニール袋を置く。
正門「ツマミ、あんま無かったやろ？」
大吾「え、神やん」
流星「砂ずりや〜！」
焼き鳥缶を取り出しニッコニコの流星を見て
俺は可愛い可愛いと笑った。
缶を開ける流星に抱きつくと
邪魔やからやめてって一蹴される。
正門「流星、妬くで？笑」
流星「不可抗力やわ」
俺も寄せて〜
と、ビール片手に入ってくる正門。
小さなコタツの中で足がぶつかった。
正門「なんの話してたん？」
大吾「ん〜、なんでもない」
正門「え〜…」
流星「まさちゃんの髭の生命力の話。」
正門「それは盛り上がれへんやろ。笑」
大好きな焼き鳥をつまんだ正門が
優しい笑顔でビールを喉に流す。
大吾「うん。なんか、」
流星「ん？」
大吾「ほーよーりょく。」
正門「……酔ってる？」
大吾「りゅちぇ〜！」
流星「酔ってますわ。」
うん、やから。
正門が傍におってよかった。
和也の傍に、丈くんの傍に、
寄り添えてよかった。
ただ、それだけ。
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のあ - 頑張ってください〜！！更新待ってます！！ (2023年1月21日 11時) (
レス) id: c5462c43aa (このIDを非表示/違反報告)
まつだいら(プロフ) - のあさん» 遅くなりました！💦 今後もだいぶ更新する間隔が開くと思います……すみません！その分勉強頑張ります！ (2023年1月20日 23時) (レス) @page42 id: 086f901055 (このIDを非表示/違反報告)
のあ - 更新待ってます〜！！ (2023年1月14日 13時) (レス) id: c5462c43aa (このIDを非表示/違反報告)
まつだいら(プロフ) - のあさん» 本日、更新予定です！返信遅くなりすみません💦本年もありがとうございました！ (2022年12月31日 20時) (レス) id: 086f901055 (このIDを非表示/違反報告)
のあ - 次更新するのっていつですか？教えてほしいです✨ (2022年12月31日 8時) (レス) id: d683609e2b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：まつだいら | 作成日時：2022年10月3日 20時
