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丈side
助手席に座る和也と、そのお腹の赤ちゃんに
シートベルトを付けてやる。
久しぶりのお出かけは平日を選んだこともあり
あまり人を気にすることも無く一日が過ぎた。
夕食は悪阻が収まった和也と
久々の外食。
色んな事が久方なこともあり
仕事ばかりで
あまり時間を取れていないと反省する。
同時にやっぱり
和也と過ごす時間は落ち着くから好きやなって。
なんか、結婚してよかったな、とか
ふと思ったりした。
後ろのトランクには
今日買ったベビーベッド。
丈「帰ったら組み立てよ。」
和也「丈くん出来るん？」
丈「そんくらい出来るわ。笑」
いつまでも不器用だと俺を弄る和也。
認めへんけど、間違いやない。
俺は色んな意味で不器用や。
丈「なぁ、和也？」
和也「ん？」
大分遅くなってしまった帰宅。
辺りはもう薄暗く、
車のライトはそこを照らす。
丈「……名前、どないしよか。」
和也「ベッドの？」
丈「なんでやねん、んなわけないやろ。笑」
和也「べびー、べっ太郎。」
丈「付けんでええわ笑」
アクセルを踏む力は決意と言ってもいい。
ハンドルを握る力は誓いだ。
この手で、こいつとこの子を守る、と。
そんな、大それた愛だ。
和也「……あ、もう星出てる」
丈「一番星？」
窓の外を覗く和也。
俺はその顔を横目でちらりと見た。
和也「何星やろ？」
丈「街の中やと全然見えんからなぁ。」
郊外を走る車からは
都会に珍しく星がよく見える。
和也「見えへんでも、ちゃんとあるんやな」
地上の光で見えなくなっても、
雲に遮られて地上を照らせなくても、
遥か彼方で星はずっと光り輝いていた。
丈「絶対消えへんねん。」
真っ直ぐと光を反射して
小さな光は存在を証明している。
和也「俺と丈くんの赤い糸みたいなもん」
丈「……くっさ。笑」
和也「そこは“うん”でええやろ！笑」
秒速30万キロメートルで
進むべき道を進んでいく。
遥か彼方は遠くない。
時には迷っても、進めばいつかたどり着く……
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のあ - 頑張ってください〜！！更新待ってます！！ (2023年1月21日 11時) (
レス) id: c5462c43aa (このIDを非表示/違反報告)
まつだいら(プロフ) - のあさん» 遅くなりました！💦 今後もだいぶ更新する間隔が開くと思います……すみません！その分勉強頑張ります！ (2023年1月20日 23時) (レス) @page42 id: 086f901055 (このIDを非表示/違反報告)
のあ - 更新待ってます〜！！ (2023年1月14日 13時) (レス) id: c5462c43aa (このIDを非表示/違反報告)
まつだいら(プロフ) - のあさん» 本日、更新予定です！返信遅くなりすみません💦本年もありがとうございました！ (2022年12月31日 20時) (レス) id: 086f901055 (このIDを非表示/違反報告)
のあ - 次更新するのっていつですか？教えてほしいです✨ (2022年12月31日 8時) (レス) id: d683609e2b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：まつだいら | 作成日時：2022年10月3日 20時
