貴方の綴れに生命の音を 番外編

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…………っていう今朝の一連の流れを思い出して。



和也「はっっっっず！！！」


大倉「うわびっくりした。」



抑制剤を飲んで冷静になった脳みそで考えて、

中々の醜態を晒していたことに気づく。


修行先のイタリアンレストランの厨房。


玉ねぎを炒めていた俺の師匠は

俺の声にびっくりして鍋底をコンロにぶち当てて、


その音にまで驚いていた。



大倉「……朝、丈にベタベタやったらしいやん。」


和也「やめて〜！」


みじん切りにしようと切れ目を入れていた玉ねぎが

力余って真っ二つに割れる。


朝の俺の状況を

丈くんがシェフに電話で報告したらしい。


丈くんなんて言ってました？と聞くと

さぁ、ととぼける大倉シェフ。



大倉「身体大丈夫なん」


和也「ちょっとだるいのはあるんですけど、

それより今のが結構クリティカルヒット。」



ほんまに、なんであんなこと言うたんやろ。


ベッタベタに甘えて。


恥ずい。

思い出したらよりいっそう恥ずい。笑



ヒートの日はなんかあんな風になってまう。



大倉「“……じょーくんそっちいかんでぇ”って」


和也「………」


大倉「かわえかったって惚気られたわ。」


和也「……っ…藤原ァァァ！！」



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