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恭平side



恭平「うわ、ほんまに降って来よった。」


星空「土砂降りやぁ…」



天気予報は見事に当たって、

午後6時を過ぎた頃、急な大雨。



謙杜「帰り、丈さんに迎え来てもらいや」



厨房に付いている小窓から

3人で外を見て肩を竦めた。








あれから11年を経て、

ほとけのざはアルバイトを雇わないと

手が回らないくらいのでっかい店に成長した。



3年前には謙杜が暖簾分けで、ここ

『Cafe かくれみの』をオープン。


そして星空くんはそのアルバイト。


俺は変わらずほとけのざのシェフとして

昼間はフレンチを、

夜の予約がない日は夕方から

かくれみのの手伝いを。


有難いことに、毎日忙しくさせて貰っている。









星空「けんにぃ〜!

カフェラテと、いちごのムースタルト

お願いしま〜す!!」



謙杜「了解!」



謙杜もどんどん逞しく成長して、


星空くんはなんか、、

和也くんに似てきた。笑



なんやろ。


なんて言うか、この雰囲気が


俺が働き始めた頃のほとけのざに

近いような気がする。



お互い、成長段階やったんよな。


右も左も分からへん俺と、

片方だけ……右だけ分かってた和也くん。


やから俺は、必死に左を知ろうとした。


2人なら背中合わせで、

右も左も見れるからって。











謙杜「丈さんたち来るなら、

夜ご飯ここで食べてったらええんちゃう?」


星空「え!ほんまですか!」


謙杜「おん、厨房貸すで〜!

材料もちょびっと余っとるし、使ってええよ〜」



星空「やった〜!ありがとうございます〜!!」



冷蔵庫の中身を見て

何にしようかと悩む星空くんの後ろ姿。



少し、和也くんが霞んで見えて、

そして消えた。




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まつだいら(プロフ) - Rioさん» コメントありがとうございます!また落ち着いたら、色々と書いていきたいです!読んでくださりありがとございました!✨ (2022年8月19日 16時) (レス) id: 086f901055 (このIDを非表示/違反報告)
Rio(プロフ) - 主さんのお話大好きです!!ぜひ裏設定も読みたいです!! (2022年8月18日 16時) (レス) @page45 id: 9d6c92ab72 (このIDを非表示/違反報告)
まつだいら(プロフ) - 莉里さん» ありがとうございます!オメガバは需要が少ないと思っていましたが沢山の方に読んで頂けて本当に嬉しかったです!また戻ってこれた際は是非、よろしくお願いします! (2022年8月13日 6時) (レス) id: 086f901055 (このIDを非表示/違反報告)
莉里(プロフ) - 完結おめでとうございます。オメガ設定は数少ないので、とても好きな作者さん、作品のお一人です。いつか戻ってきてくださることを楽しみにしています。 (2022年8月12日 21時) (レス) @page45 id: fd324481c2 (このIDを非表示/違反報告)
まつだいら(プロフ) - ayさん» ありがとうございます!読んでいただけて、温かいコメントも頂けて本当に嬉しいです!もう少しで完結ですので最後までお付き合いお願いします! (2022年7月31日 0時) (レス) id: 086f901055 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:まつだいら | 作成日時:2022年7月19日 19時

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