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谷地side
うわぁ 美人…
今日は練習試合で緊張してたのに、あんな美人さんがいるなんてｯ 美人…
清水先輩とはまた違う雰囲気だなぁ。なんてゆうか、凛として透明感のあるひと…美人
ただ立ってるだけなのに美人… あ、ちょっと眠そう美人
「美人…美人…美人…」
「ひ、仁花ちゃん大丈夫?」
「ちょ、ちょっと美人さんでお腹いっぱいです!!」
「え、お腹いっぱい?」
……………
青葉城西と練習試合。体育館の二階に上がり 下の様子を見ると、一番に彼を見つけた
ゼッケン着てる、番号は9。まだ相手チームは到着していないよう
こうして上から彼を見るのは何だか新鮮で こっちに気づいていないからじっと見つめられる
「大王様まだかなァ!?」
「もうすぐ着くだろ」
「ダァー! 早く打ちてェ!!」
「落ち着けボケェ! 」
オレンジ髪の子は蹴りを入れられている。なんか楽しそう、チームメイトにはあんな感じなんだ
「ヤッホー 飛雄にチビちゃん久しぶり〜」
「あ! 大王様!!」
「ｯ…ウス」
ゆるい口調で 主将らしき人を先頭にぞろぞろと体育館に入って来た あれが青葉城西か ジャージ爽やか
「今日もコテンパンにしちゃうから覚悟しなよ」
「ｯ負けません 今日は勝ちます」
「へ〜え それはどうかなァ」
なんか、後ろ姿から気迫を感じる。知り合いなのかあの主将らしき人に何か思う所でもあるのか。私は知るよしもなく
「せいれーつ!」
「「お願いしゃーす!!」」
私はバレーに詳しくない。体育の授業で何回かやった事ある程度で ポジションやルールも知らない
けれど、
ﾋｭﾝ ｷｭｷｭ.... ﾊﾞｱｧｧﾝ!!
彼のサーブが、とても綺麗で すごい事は分かる
ﾋﾟｯ!
「「しゃあぁぁ!!」」
ボールを人から人へ綺麗に回し 目にも留まらぬ速さで打っていく
目の前に広がる光景に 目を奪われた
純粋にひたすらに、貪欲とも言えるほど
ただただ、ボールを追って チームメイトを見て きっと頭の中では想像がつかない程 たくさんの事を処理しているんだろう
それを瞬時に行動に移して 実行できる強さ、センス、技術 能力
何よりも、バレーをやっている彼は とても楽しそうで 輝いていて 指の一本一本の動きでさえ 見蕩れてしまう
圧巻した 感極まった
バレーをやっている姿は、いままでのどんな時よりも眩しくて
彼以外、私は目に入らなかった
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かげぇ - 本当にこんなストーリーが思いつくなんて天才ですね。本当に感動しました。ありがとうございます。 (2022年10月21日 2時) (
レス) id: 3036219cf9 (このIDを非表示/違反報告)
キリカ(プロフ) - 祈吏さん» 差し支えなければ村上春樹さんのどの作品の女の子に似ているのか教えて頂ければ幸いです。とても気になります! (2022年6月5日 22時) (レス) id: 81cf740146 (このIDを非表示/違反報告)
キリカ(プロフ) - かるぴんさん» ありがとうございます! 月島くんのことも好きになってくれるなんて感無量ですね (2022年6月5日 22時) (レス) id: 81cf740146 (このIDを非表示/違反報告)
祈吏(プロフ) - 主人公の女の子が村上春樹の小説に出てくる女の子みたいですごく好きでした (2022年6月4日 15時) (レス) @page50 id: ed79f9af0b (このIDを非表示/違反報告)
かるぴん(プロフ) - すごく素敵でした。影山くんももちろんですが、月島くんももっと好きになりました！ (2021年6月19日 2時) (レス) id: e2b715c702 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：キリカ
| 作成日時：2019年8月11日 19時
