Candy Allergy (ページ33)

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こんなにページ33

テヨン「冬って好き…」

頬杖をついてお店の外を眺めながら憂いな顔しているテヨンさん。

「…ソウルの冬は想像以上にヤバいんですよね？
私…ダメだ！秋だってのにこの寒さ！」

テヨン「秋って嫌い…」

「えっ？」

テ「見てよ！この落ち葉！それに加えて銀杏の異臭が！
私、銀杏だけは食べれないし無理なんだって！
お店…移転しようかなぁ〜…」

「そんなに？笑」

語学学校も期間が終わって、ほぼ毎日バイトに一日中いるようになった私はテヨンさんとは軽く話せるようになっていた。

そう。

もう間も無く本格的な冬がやって来る。

テ「最近あの白い人来ないじゃん？」

テヨンさんは新しい紅茶の茶葉を仕入れて、そのミルクティーの試飲を飲みながらユンギオッパの事をそう呼ぶ。

「世界のBTSだから今まで来てたのがあり得なかったんですよ。笑」

テ「でもさ、あの人達の休暇中ほとんど一緒だったよね？
…まさかとは思うけど、いいように利用されてない？カラダだけの関係とか絶対ダメよ！」

　

「やだ！笑そんなのないって！
オッパはそんな人じゃないですよ？
好きな音楽の話ししたり、写真とか田舎に美味しい物食べに行ったりとか…
ほぼ音楽の話しで、そういえば…最後の方は当初の目的とかそんなの意識しなくなってたなぁ〜。」

テ「しかし…Aってばあの事務所で人気者だからさって、デリバリーしたら戻り遅いもんね？
パクさん、この間給料置いていったしさ。笑
だけどさ…冬終わったら日本戻らなきゃだね…
寂しくなるなぁ〜… 折角ラテアートも上手くなったのに。ヨンジュンのためにも一旦日本戻ってまた戻っておいでよ。」

「ヨンジュンのためにもって。笑
からかわないでくださいよー！」

そんな話をしていたら、会う度に垢抜けていくヨンジュンがお店にやって来た。

テ「ほらほら！笑私は奥にいるから。
ヨンジュンゆっくりしてってね〜。」

ヨ「はい！ありがとうございます。」

口角がきれいに上がって、見てるだけで私も笑顔になるヨンジュン。

こんな風にみんなと会えるのもあと数ヶ月。