ユンギの字幕作業 ページ30
「何だこれ？w」
オレのカメラワーク悪すぎて笑ってしまう。
スタッフのヒョンが船酔いでカメラワーク乱れまくって、逆にオレが今酔いそう…
「うぇっ…画面ブレブレで見てるだけで酔いそう！
これ！ユンギオッパがかわいそうじゃないですか！？」
パク「仕方ないだろっ！お前らと違ってデリケートな三半規管なんだからさっ！」
「弱々じゃん…」
ジンヒョンのカメラワークに付き合ったAにも来てもらって、スタッフのヒョンに文句言いまくり。
流石のヒョンもまさかこんな仕上がりとは思わず落ち込んでいた。
「なぁ、A。ジンヒョンここどんな感じだった？」
「ん〜…ちょっと待って。私時系列で大体まとめてたんだー！」
マヂか！？
パク「そんなこと絶対しなそうなのに！？
やるじゃん！でかした！是非ウチで働かないか！？なんつって！」
「パクさんって本当…絶対一言以上余計なんですよね…」
Aが作った時系列の日記みたいなのはたまにヘンテコなハングルと日本語。
クスっ。
何でこんななんだ？
コンコン
スタッフ「失礼します。すみませんパクさん、ＰＤがお話あるそうです。」
パク「はぁい！じゃっ！Aは付き合ってやって。
この分の給料はちゃんと払うから。
ユンギをヨロシク！」
「給料！？そんなのいいのにっ！…って、行っちゃった…」
慌てて立ち上がって、長いソファに腰掛けたA。
その顔の感じがなんか笑える。
何でこんなに笑えるんだろ？このコは。
「ふぁっー！ちょっと休憩！」
「えっ！？ちょっと！？オッパ！？」
慌てる顔を今度は真下から眺める。
「この部屋、クッションないからさ。
Aにはこのふかふかのがあるんだから利用させてw」
「ふかふか！？」
今度は怒って驚いてるけど、Aの膝枕で目を瞑って唇に力を入れてニヤける顔にストッパーをかける。
「オッパ！？」
「うるさいよ…少し休ませて…20分。」
言葉にならない声を聞きながら、本当に眠りについた。
お昼も食べたし、Aの差し入れのコーヒーも飲んだ。
この間の20分の仮眠で8時間の睡眠に値するくらいの疲労回復が得られるらしい。
それにしても久々に何も考えないで眠れたんだ。
ふかふかのおかげか…？
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作者名：torisun | 作成日時：2022年2月14日 13時
