2019 休暇の過ごし方 ページ28
AM3:30
とある漁港。
パク「…ってか、オレさ。
釣りなんて興味ゼロなんだけど…
なんなら、盛大に船酔いするんすけど!?」
ジン「キュッキュッキュッ!笑
ヒョンしかスケジュール空いてるスタッフいなかったんだから、コレは運命って事よ!笑」
パク「おかしいよなぁー?
周りはTXTのカムバで忙しいのに…
オレ結構重要な立ち位置あるのにどうしてココにいるんだ!?」
ジ「ヒョンがいない方がしっかりと仕事が回るんだよ。笑
今日は撮影頼んだよー!キュッキュッキュッ!笑」
夜中から大声で…かつ、窓拭きな笑い方も漁港に響いていた。
そんな元気な2人を私とユンギオッパは黙って収まるのを待っていた。
まだ夜が明けきれない漁港へやって来たのは海釣りをする為。
私が釣り堀りで知り合ったおじちゃんから、"船持ってるから今度友達と海釣りにおいで"と誘われたって話を聞き逃さなかったジンオッパが企画した今日の海釣り。
長期休暇が始まってオッパ達はこんな風にのんびりとした時間を数年ぶりに味わっているようだった。
海の潮の香りがする船の中で、おじちゃんの奥さんが麺を振る舞ってくれて、それが身体中に染み渡る美味さだった。
「何でこんなにおばちゃんの作るご飯って美味いんだろ?」
ユンギ「年数だよ。」
「ほぅ…。まぁ確かにそっか。」
私はあの一件以来、オッパに敬語を使う事はなくなり、併せてジンオッパにもパクさんにも同じ振る舞いをするようになった。
"性格変えてみない?"
あの言葉は本気だったのかは謎だけど、そもそも私がそんな事あのユンギオッパにできるわけないじゃね!?
あの性格はもう確立してて、テコでも動かないでしょ?
みんな眠っていたら…
パク「う…うぇっ…やばっ…!
始まった!始まってしまったーーー!船酔い!!オェッ!」
船酔いし始めたのにうるさいパクさんは必要だったのかって早速思い始めてる…
ユンギ「ヒョン…こっちまで酔いそうになるから黙っててくんない…。
大人しく寝てて。頼むよ。」
酔ってるパクさんに優しい言葉なのか、本当はけむたがっているだけなのか分からない言葉を並べて横に寝始めたパクさんから離れた場所に3人移動した。
「わぁ…キレイ…」
船の先端へ移動すると朝日が目の前に現れた。
ユ「こんな最高な景色を毎日見れて幸せだろうな」
オッパの顔は柔らかい優しい顔だった。
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作者名:torisun | 作成日時:2022年2月14日 13時