タンブラー ページ22
ユンギ「おつかれ。」
ガチャリ！
サクッと答えてサクッと部屋へ消えたユンギオッパ。
「何あれ！」
思わずオッパらしいはけ方に吹き出してしまった。
ヨンジュン「あ〜…んーと、まぁ、そんな感じだからさ…
連絡またするね。」
頭を掻きながら下を向いて話し出したヨンジュン。
しまった…！
ついオッパに気を取られてしまった。
ヨンジュンからドキドキ発言されていたのに…
「あのさ…ヨンジュンはさ、春に花粉症のコと会った事ある？」
思わず気になっていたあの事を聞いてしまった。
ヨ「花粉症？あ〜…会ったかな？」
マヂ！？
「メンソールの飴とか持ち歩いてる！？」
ヨ「えっ！？何でソレ知ってるの！？オレ鼻悪いから持ち歩いてる！」
ヨンジュン…
やっぱりあの飴玉のコはヨンジュンだったのかな！？
だけど、ハッキリさせるのにドキドキしまって、口籠もってしまった。
バンッ！！！
パク「あーーー！お前！何してんだ！？
打ち合わせ始まってんのに！かなり探したんだぞー！
オレなんて階段使ったから見てみろ！汗をかき散らかしてしまっただろーが！
部屋出る時はちゃんとスマホは携帯しとけよ…！？
ホント…大概にしてくれ…」
息をゼーゼー！とわざとらしく吐いているパクさんは、汗で顔はテカテカ！
ヨンジュンはパクさんに連行されて小さく手を振りながらエレベーターへ乗って行った。
そういえばテヨンさんからこの間『テカテカしてる男は嫌い！』ってパクさん言われて凹んでたのに。笑
ユンギオッパ…
いつも涼しげな雰囲気。
テヨンさんはやっぱりあんなオッパみたいな落ち着いている人が良いと思う。
テヨンさんも透明感半端ないしオッパよりも肌が白いもんね。
オッパの部屋を見つめながらそんな事考えてた。
私の左手にはタンブラー。
オッパへ差し入れでこっそり持ってきてたんだけど…
渡して良いものかまた立ち止まってしまった。
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作者名：torisun | 作成日時：2022年2月14日 13時
