咄嗟 ページ21
パクさんごいつも私に変な話しをして笑わせるから、デリバリーはいつもの倍時間が掛かってしまう。
でも、それは嬉しいし、TX Tの皆んな歳近いし、まだデビューしてままないから、私にもよく話し掛けてくれて居心地は良い。
「ありがとうございました。またお願いしまーす！
練習がんばってね！」
ボムギュ「お前もなっ！笑」
スビン「馴れ馴れしすぎだろ？呆
無礼でごめんねー！またね。」
テヒョン「お疲れ様ー！暑い中ありがとう！」
カイ「今度はわけ分かんないラテアート描いて来て下さいよ！笑
あれなんだろクイズみたいで笑えるから！」
ボムギュ「1番コイツが失礼だろー！！大爆笑」
ボムギュの高笑いにムカつくな！って冗談で怒ったふりしてスタジオを出た。
こんなコ達も実は毎日練習や学業と何なやかんや私なんかより頑張っているのは百も承知で。
"がんばって！"って私が言えるような言葉じゃないって知ってはいるけど、それしか思いつかないし語彙力をそんな高くないのがもどかしい。
ヨンジュン「A！待って！」
さっきとは違う階にいる私のところまで、息を切らしてやって来たのはヨンジュン。
その後続く私に向けての言葉達はドラマとかでしか聞いたことのない韓国語達だった。
ヨンジュン「用がなくても…連絡して良いかな？」
「うっ…うん。」
気の利いた言葉も思い付かなくて、でた言葉は日本語なのか？
ただの相槌だった。
そして聞こえたドアの開閉音。
あの部屋は…ユンギオッパ！？
「オッパ！？」
部屋に戻ろうとしてるオッパの姿が見えた。
その扉の端っこから目を細めて明らかに不機嫌ダダ漏れのミン・ユンギがこちらを睨んでいたんだ。
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作者名：torisun | 作成日時：2022年2月14日 13時
