14.被写体良すぎてシャッターが止まんない 修正 ページ14
スケボしているヨンジュンは、プロ並み！
コッチを見て笑うその瞬間にシャッターを切る。
本物のアイドル撮るなんて光栄しかないんだけど！？
被写体良すぎ！
ヨンジュン「撮れた？見せて！見せて！」
「待って！携帯にデータとばすから。」
スケートボード抱えて、テンション高めに覗き込んでくるヨンジュンは距離が近い。
なかなかこんな風に会えるのも出来ないらしいから"今"のヨンジュンを撮ることになった。
ヨ「わっ！良いじゃん！上手いじゃん！笑」
「本当！？良かったぁ〜…人を撮るのは慣れてなくてさ、実は緊張してたんだ。」
ヨ「スグクが咲いてる頃また撮ってよ。」
「スグク？」
スグクが分からない私に地面に絵を描いて教えてくれたヨンジュン。
「紫陽花！？紫陽花の事？」
紫陽花＝スグク
ヨ「梅雨の時期に咲く花、日本にもある？
雨の日に撮るのもカッコよくない？笑」
その時に何でだか、雨に咲くその花はヨンジュンよりもユンギオッパがしっくりくる気がした。
黙って雨に打たれる姿はあの人に似合うなんて勝手に思う。
「ヨンジュンは…明るいのが似合うよ。ヘバラギ(向日葵)だっけ？」
ヨ「その頃はカムバで時間ないかもなぁ〜…
デビューしてさ、忙しいのは嬉しいんだけど、少し…さ…怖い。笑」
笑って怖いって言葉を出したヨンジュンはデビュー組でも毎回一位を掻っ攫っていく実力者だって、この間パクさんが言ってた。
そんな実力に恵まれた人でもデビューできたのに不安になるんだ…
「あのさ。私なんかが言うのは気が引けるけど、うちのお兄ちゃんスポーツしててね。
不安だから練習するって。
私もヨンジュン達の練習量は物凄いこと知ってるよ？
だから、大丈夫だよ。
人の倍以上練習して来てるんだもん。
コレから不安な時は練習してきたこの生活を思い出してさ、努力は裏切らないって、自分を信じてあげて？」
ヨ「A…かなり…韓国語上手くなったな…」
「はっ！？人が真剣に話してんのに！」
ヨ「アハハハハッ！嘘嘘！ありがとう！」
気持ち良い笑い声を上げるヨンジュンはまだまだ少年でかわいい笑顔を覗かせる。
あのメンソールの飴の男の人にますます寄っていってるんだよね。
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作者名：torisun | 作成日時：2022年2月14日 13時
