キンパのように巻かれたい！ 2

小さな宝石 ページ9

「オッパ！出店がたくさん出てる！」



溶けるような暑さの中デリバリー中に目にしたお祭り。



今日はジュンギュオッパと店長と3人。



店長「キンパも売り切れたし、後は大丈夫だから2人で行ってらっしゃい。」




「良いんですか！？ヤッター！！」





ギュ「オンマ〜….Aに甘くない？」




「毎日のように入ってくれてるんだから、このくらい何でもないわよ〜。
ジュンギュも行ってらっしゃい！」




暑いし！人も多いし！って、イヤがってるオッパを引きずってやって来たお祭り。




ギュ「見て見て！キレイな飲み物！」





「本当だー！体に悪そーww 」



ギュ「ヤー！お前は本当にあげ足とるよなー！ジフンに似てるよ！」



「オンニからも言われるー！」



ギュ「オンニ？」



「知りませんでしたっけ？
カフェ経営してる姉もいます。」




ギュ「マジで！？そしたら、あんなボロアパートじゃなくてお姉さんとこで暮らせばよかったのに。」




「あ〜…オンニからは誘われたけど、彼氏と同棲中なんで、私お邪魔でしょ？ww
それに大学遠いし、一人暮らし憧れてたし、たまに遊びに行くくらいが丁度良い。」




ふぅん？ってカラフルなそのキレイな色の飲み物を飲みながら一緒に歩く。



さっきから…実は感じていた。



ジュンギュオッパをチラチラと見る女の人の視線。



ほら！また振り返ってまでオッパを見てるヨジャ！




それから、私に視線を移して首傾げる人も…！




ジュンギュオッパは気付いていないけど、やっぱりオッパは目立つ。



脚が体の半分以上あるし、雰囲気あるし。

黙っていれば、なかなかのイケメンだもん。





ギュ「あっぶなっ！」




そして、余所見していた私が人とぶつかりそうになったら、何気に肩を抱いて守ってくれたり…



ドキってする事を普通に成し遂げる。




「あっ！かわいい！」



そのオッパの横にあったアクセサリーのお店。



キラッと光る小さな宝石型のネックレス。




ギュ「買ったげよーか？」



「ホンマですか！？」



ギュ「また訛ったww
良いよ。いつもオンマを助けてくれてるお礼。」





店主「お姉ちゃん、良かったね！
イケメンの彼氏から愛されちゃって！」



「ちがっ！」



ギュ「そうでしょ〜！？オレってば彼女の事大好きすぎて、このネックレスで束縛しよーとしてますww 」



はい！？



こんな風にいつもジュンギュさんは乗っかって誰もイヤな気がしないそんな空気を作るんだ。

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