キンパのように巻かれたい！ 2

昔のお話 2 ジフン ページ3

「あっ！」



ギュ「あっーーーーーっ！！！
チョコミントマン！！！」





クラスに入った瞬間、デカイ身体で前の席の男がイヤでも直ぐに目に付いた。


そうアイツ。




キンパ・ジュンギュ


チョコミントマン！？ww オレのこと？





ギュ「ヤー！お前のせいで、"アイス売ってるんですか？"の問い合わせ、1日何回あったと思ってんだよ！？
普通何回も店の前に来ないだろ！？
宣伝するならキンパ食べとけよ！」





ご立腹な様子の餅顔のキム・ジュンギュ。





そんな話は右から左へ…




コイツならあのハユンってコのこと知ってそうだな？って直ぐに閃いた。




「なぁ。ハユンって知ってる？」





ギュ「えー？ハユン？
ハユンならタメだよ。
ハユンのこと知ってんの？」




「イヤ、向こうは知らないけど…お前友達？」





ギュ「へっ？友達も何も…」




ハユン「ジュンギュヤー！終わったなら帰ろう？」






うわっ！！！



近くで見ると相当な破壊力！！！



マジで…なんて美人なんだ！？







ギュ「ハユナ、コイツのこと…モガッ！！」





見惚れていたその時に、オレの事知ってるか？って聞きそうなジュンギュの口を思いっきり塞ぐ。





「はっ！初めまして！オレ、転校生のパク・ジフン。
ヨロシクな！ハユン！」





ジュンギュの口を塞ぎながら、片方の手で勢いだけの挨拶と握手をとっさに求めてしまった！





戸惑ってるハユンの顔もまたカワイイ！




そっと細い指が重なった。





ドキン！




ハ「初めましてジフン。ヨロシクねww 」





笑った顔は、今まで見てきた女の子の中で一番だって思ったのも、こんな気持ちになったのも初めてだった。

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