キンパのように巻かれたい！ 2

ジフンの気持ち 回想 ジュンギュ ページ17

ジフン「おつかれー。」



「おつかれ〜。」




今日はオンマが休みの日で、バイトリーダーのジフンとオレのシフトの日だ。





あれ以来、ジフンとは話せてない。



元々、LINEとかそんなする間柄でもないんだ。




用があればどちらかの家に行ったり、店に来て話したり、かなり気楽な間柄。



こんな大事な話をジフンは幼馴染み'sに誰にも話してない模様。






少し…ショックではある。

オレには話してくれて良いのになって。
ハユンみたいに頼って欲しいなって思ってる。




今まで黙ってたのは、ジフンから話して来るのを待ってってのもある。



けど。もうオレも知らんぷりは限界っ！！！



モヤモヤしたくない。




バイトの時もいたって普通だったし、
店を閉めて2人になった時に思い切って切り出してみた。







「ジフン。あのさ、ハユンから聞いたよ…
別れたって…
オレにそんなになる前に相談してくれたら良かったのに。」




ジ「相談も何も…ww
原因はお前だから相談するわけないじゃん。」






はっ！？



笑って普通に話すけど、なんなの？




「どういう事？」




ジ「ハユンがジュンギュを好きなのに付き合うのはもうオレが無理だったの。分かる？」




「そしたら、オレの事ずっと好きだと思って付き合ってたの！？」





ジ「実際そうだろ？ハユンから好きって言われてないなんて嘘つくなよ。」




「そんな…」





ジ「お前はどうなの？
なんも知らない、誰も好きじゃないような顔してたけど、本当はハユンの事好きなんじゃねーの？
ハユンがオレじゃないお前を好きだって優越感に浸ってオレの事バカにしてたんじゃねーのかよ！」




「思ってるわけないじゃん！
ジフン何言ってんの！？そんなの全部被害妄想だよ！」




ジ「兎に角もうイヤだったんだよ…
オレに怒りもしない、我が儘も言わない、当たり障りない笑顔だけのハユンがさ…
いつ別れようって言われるかってビクビクしてるのも疲れたし、あの怯えた顔とかさ…ww
何もなくても勘ぐるのが面倒くさくなったんだよ。」




「ジフン…」




ジ「お前気付いてた？ジュンだって、お前の名前から名前とってんじゃん？ww
流石に無理だろ…」




「ジュンなんて、その辺にいっぱいいる名前じゃん！？」




ジ「もういーって！！
もう、良いよジュンギュ…
余計ムカつくから何も言うな…」




大きな声を出されたら何も言えなかった。



本当にオレらはバラバラになってしまいそう。

オレの気持ち 回想 ジュンギュ→←夏は忙しい 回想 3 ジュンギュ

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す