you 壊れそうな鍵 ページ14
オッパがいつもよりも甘い。
嫌じゃないけど、なんだか、少し調子が狂う。
海岸沿いを手を繋いで歩いていると、メイン通りに出た。
かわいい服、カッコイイ服、色んな服のあるセレクトショップに連れて行ってくれた。
テ「さーーー！今日貸切だから、ゆっくり選んでーー？」
「うそぉ！！貸切なんて！アメリカだよ？
貸し切るお金なんかって高くない！」
テ「しらなぁ〜い笑 だって嘘だもーん 笑 見てよ？
他にも人がいるだろ？笑」
「オッパァ…あんまり嘘つくと…
誰も信じてくれなくなるよ…狼少年…」
いっつもからかわれて嘘か本当か分からなくなるもん…
テ「Aが間に受けすぎ 笑 そこが面白いからやめらんなーい笑」
もぅ！全部信じないからね！
色々手に取る。
韓国にはなさそうな小物。
ビンテージ感とかめっちゃくちゃかわいい！
このワンピース…
さっきの海岸の桟橋で着たら良さそう！
夕陽の色とブルーグリーンって合うよね？
ヒラヒラ風にのってきっとかわいい！
まだ…時期が早いけど…
そのワンピースをそっとなおす。
かわいい厚底のサンダルとさっきのワンピースに合いそうな少しハード系のレザーのジャケットを買った。
ワンピースは…実は1番高かったから諦めた。
「オッパは？買わないの？」
んー…って考えてる。
テ「Aさ、外で待っててもらえる？
ほら！そこのベンチで。
欲しいのあるんだけど…Aに見られたらヤバいヤツだからさ！
直ぐ来るから待ってて？」
ヤバいって？
あっ！男性用のTバックの下着とかある！アレかな？
オッパ…ワイルドだね…笑
そのまま外のベンチで空気いっぱい吸って目を閉じてみた。
海の匂いに乾いた空気の匂い。
LAの匂い…
オッパの手の温もりを思い出して
また少し欲張りになってる自分がいる。
オッパに…今日なら…言えるかな…？
言ったら…やっぱりいけないかな…？
心の鍵を何度も掛けてるのに、簡単に壊れちゃう。
オッパの体温が…施錠を溶かすんだよ…
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 11人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
meyong@__1221 - 今回の作品もドキドキでしたー！テソンーって感じです笑 素敵な作品をいつもありがとうございます！こーゆー感じの、スタッフ×アイドルの恋って、ドキドキキュンキュンしちゃいます…笑 最高でした、ありがとうっ！！！ (2020年4月7日 17時) (
レス) id: 9f94953a29 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：torisun | 作成日時：2020年2月10日 19時
