テソン 本当の気持ち ページ11
プレゼント渡せないまま季節は暖かくなった。
そうさせたのは彼氏の存在…
ボクにとって落ち込む要因が多すぎたあの日。
Aの誕生日。
渡せないピアスも取り出せずに帰ってからも落ち込んでいた。
眠れないまま早朝からの仕事へ時間前に行く。
その後に出勤してきたAが笑顔で挨拶してくれた。
なんて！なんて良い子なんだ！
謝るとAがボクに襲っちゃうんだからねだって！！
襲って！今すぐにきてきてーーー！
ボクも襲いたいけど、Aからってのが良いな？
彼氏…いるのにナカナカそそのかすようなこと言う…
A…でもいーよ？
ボク…Aなら遊ばれても良い！！
それからは、他のヌナ達やスタッフと同じように会えばハグし合ったり、イタズラしたり。
今までAにだけ身構えて出来なかったスキンシップが増えていった。
Aもボクを見つけると、
「オッパァ！」って、あのかわいい声と呼び方で、
ボクの腕にしがみついてきたり、お互い前みたいに…
いや、前よりも仲良い兄妹みたいになっていった。
たまに本を交換したり、その本の中に絵が苦手なボクはナヒの顔描いてしおりみたいにして、はさんだり。
その下手くそな絵を見つける度に爆笑して
皆んなに見せてボクの絵をバカにするんだ。
ナヒ…気づいていないかな？
そのしおりみたいな紙を挟んでる本のページ…
Aのことが浮かんでくる内容のところなんだよ？
Aの本はだいたいがフィクションの恋愛系。
告白したり、されたり…
失恋したり、ふったり…
キスしたり、抱き合ったり…
気持ち悪いかもしれないけど…
そんなページはAを思い浮かべてしまうんだ。
今はLA。
わりと自由に歩ける。
気付く人も少ないこの国。
Aと…一緒に堂々と歩きたいな？
あの海岸沿いとか、オシャレな服の店が建ち並ぶメイン通り。
A喜ぶよね？服好きだからさ。
今日は誘おう！
彼氏の存在は忘れて…
いけないけど、ボクは今日だけはAを、独り占めしたいんだ。
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meyong@__1221 - 今回の作品もドキドキでしたー！テソンーって感じです笑 素敵な作品をいつもありがとうございます！こーゆー感じの、スタッフ×アイドルの恋って、ドキドキキュンキュンしちゃいます…笑 最高でした、ありがとうっ！！！ (2020年4月7日 17時) (
レス) id: 9f94953a29 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：torisun | 作成日時：2020年2月10日 19時
