テソン よそよそしい ページ44
やっと…やっ休みが開けた！
と…思ったら…
新曲のレコーディングが始まった。
ジヨンヒョンが…ピリピリしだす
気不味い週間が始まる…
何回も何回も重なるテイク…
何が良いのか悪いのかさえ分からなくなる時もある 笑
Aとはスタッフみんなで新年の挨拶をした時にチラッと見ただけで、特に…また話すこともなく…
話せないな…
つまんないなぁ…
MVの撮影なんてまだまだだし…意外と会えないもんだった。
雑誌の取材でRホテルへ移動するために駐車場でみんなを待っていた。
おっそい！
マネージャー達も遅いってどーゆーこと？
カツカツ…ヒールの音が聞こえてきて、なんとなくそっちを見ると！
A、
「A！どっか行ってたの？」
嬉しくてテンション上がりめで話し掛けた。
「…えっと…友達が近くまで仕事で来てて、お昼を一緒にしてました。」
敬語？笑 なんで？
「へぇ？友達って釜山から来てたの？」
「釜山の友達だけど、今仕事でソウルにいるんです。」
また…敬語…
「Aヤ…なんで敬語なの？笑
昔に戻ったみたいだよ…」
「…そんなこと…ないよ…」
シーーーーーン
えっと…ナニコレ？
「…呼び止めてゴメン…じゃ…また日本でね。」
イヤな雰囲気を話しで断ち切って、ココが待ってなきゃ行けない場所なんだけど、歩き出した。
「オッパ…オッパに彼女いるから…
忘れよ…忘れなきゃと思ってるんだよ…」
後ろで呟いてる声が聞こえてしまった。
振り向いたけど…
Aはそんなボクに気付かずそのまま走ってエレベーターに乗って行った…
何を言ってるのか聞き取れなかった…
Aどうして…
ボク達の関係が前みたいに戻ってしまった。
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作者名：torisun | 作成日時：2020年2月9日 17時
