you メーター壊した自分 ページ26
オッパが笑いながら私を見つけてくれた…
目の前にある安心感のあるあの笑顔。
不謹慎だけど、私はいっつも自分のミスでもオッパに見つけてもらえたり、気にかけてもらうのが嬉しい…
スタッフなんだからちゃんとしなきゃいけないのに…
喜んでしまう自分。
でも、これはオッパだから…
オンニかな?電話してくれて、捕獲とか言ってる。
意地悪だなぁ…
でも…でもね?もう止まらない…
きっと好きのメーターが振り切っちゃったんだ…
うん…もう壊した…
心に掛けた鍵が開いてしまったって感じ。
思わず抱きついてしまった!
お酒の力もあるけど…
オッパに抱きつきたくてたまらなかった。
白いTシャツから香水の香りと汗の匂いがする。
オッパの高い体温。
初めて感じた。
その香りを吸うと…
私と同じ?香水なのかな?って思った。
そしたら余計に気が大きくなってしまって
謝りながらもオッパが見つけてくれた嬉しさを言葉で表してしまった。
肩を掴まれて、離された後にオッパが彼氏が大変とか言う。
いないのに…なんでそんなこと言うの?
否定しようとしたら私の声が聞こえていないのか大きな声で被せて来た。
…誤解されたままじゃ私イヤだよ?
好きな人に彼氏いるなんて…思われたくないもん。
ナ「オッパ…手…手を繋いでも良いですか?」
勇気を出してとんでもないことをお願いしてしまった!
でも、あの体温をまた感じたい。
オッパの小さな目が大きくなって、変な振り向き方してる。
テ「A…そんなとこ写真撮られたら…
Aが大変なんだよ?」
「大変な目にも合う覚悟できてるから言ったんだよ?
オッパ…オッパが迷惑なんでしょ!
遠回しに…断らないで、イヤだよって言ったら私諦められるのに…変に優しくしないで!」
自分で言って悲しくなってくる…
拒否されるのってやっぱり傷つく…
コレも私の勝手だけど…
オッパの優しさが…余計に虚しくなるよ…
チョット…涙が溢れて来て、情緒不安定な人みたい。
恥ずかしい!
何もかも恥ずかしい!
オッパの気持ち考えないで先走った自分を殴ってやりたい…
コレだったら別の人に捕獲されたかったよ…
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作者名:torisun | 作成日時:2020年2月9日 17時