テソン 捕獲 ページ25
無心で走った！
でも、キッツイ…
ライブ終わりにはこたえる…
お酒も入ってるし…
すかさずタクシーを拾って取り敢えずさっきのお店へ。
店員さんに聞くと10分くらい前に店を出たと…
繁華街ではタクシーも捕まりにくくて、走ってホテルまでの道を辿った。
意外とバレないものなんだな？笑
しかし…キツイ…
Aー！！ 何処行ったんだよ？
こんな時アレだ！
連絡先聞いとかなきゃいけないね！
Aならこれからもありそうだ。
そんなAを思うと少し笑ってしまった。
遠く…大通りのストレートな道。
トボトボ歩いてるロングヘアの女の子！発見！
Aだ！A発見！
ダッシュで走る！
一瞬止まって…歩き方が早くなるA。
えーーーー！やめてーーー！
これ以上走らせないでーーー！
「A！！！」
叫んだ！
ここぞとばかりに大声で叫んだ！
追いかけるよりそれが早い。
振り向いたAは情けない顔してる。笑
ナ「オッ…パァ…」
タハッ！なんか笑える！
ヌナに電話をかけながらAに近づく。
「ヌナ？…A捕獲 ！笑
連れて帰るからみんなに伝えてて？
うん。大丈夫…伝えとくね？」
あと5歩ってところでAがボクに抱きついてきた！！
まさかの展開！！！
ナヒの香水をモロにくらう。
一緒…？ボク達の香水…
「オッパ…ごめんなさい！オッパにまで迷惑かけて…
スタッフ失格です…
でも。オッパが来てくれて…嬉しい…」
ボクの汗ばんだTシャツを掴みながら泣いてる。
A…Aにはジヨンヒョンがいるんじゃないの？
肩を掴んで離す。
「無事でよかったよ？本当Aは世話がやけるな？
彼氏が大変だろうな？笑」
ヤバい！自分からまずいこと言ってしまった！
「世話焼かせてごめんなさい。でも…彼氏…」
「あーーーーー！早く帰ろう！
みんな心配してるからさ。」
聞きたくなくて大きな声で遮った。
「うん…」
静かに返事して少し距離を取って歩き出した。
また変な空気になってる。
ナ「オッパ…手…手を繋いでも良いですか？」
驚いて振り向くと今まで見たことないくらいかわいい顔をしてるAがいた。
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作者名：torisun | 作成日時：2020年2月9日 17時
