you 神隠し ページ24
さてと。帰ろう…
オッパと２日間喋ってないな…
なんとなく話すきっかけなかったよね？
お手洗いを出て出口へ向かう。
ん？みんな…みんないない！！
どうして！？なんで？
トイレから出て来たらみんな消えてる…
コレがアノ神隠し？
ヤダよ…怖いよ！！
ソユンオンニ！電話しなきゃ！
電話！電話…でん…わ
あっ！？ 朝バタバタしててホテルに忘れて来てるんだった！
貴重品が入ったバックの中…
全て…携帯もお金も…
どうしよう…ドジすぎる！
全く土地勘ないし、日本語喋れない。
英語でホテルに電話して欲しいってお店のスタッフさんに話すけど…
英語が分からないみたい…
泣きたい…どーしたら良いのー？
歩いて帰れるのかなぁ？
ホテルまで…10分くらいはあったよね？
徒歩で帰れるかなぁ…
なんで…なんで最後にこんな目に合うんだろう…
トボトボなんとなくコッチっだったかな？って道を辿る。
繁華街から抜けて…道路は大きいけど、車も人も少なくなってきた。
少し怖さが増してくる。
なるべく大通り！大通り！
高層ホテルが沢山ある一角が見えてきた！
「やるじゃん！私！」
少し安心したのは束の間…
すっごい足音と息切れが後ろから聞こえてきた…
後ろ向くの…怖いよ！
日本ってそーいえばソウルより治安悪いんだったっけ！？
走ろうってした時に…
「A！！！」
私の名前を呼ぶ大好きな声が聞こえた！
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作者名：torisun | 作成日時：2020年2月9日 17時
