セブルス・スネイプ ページ7
『まあ…素敵なお家ね、おばあさま』
「気に入ったかい？それはよかった」
感動したように屋敷の中を見渡すAに、フェリーラはにっこりと微笑んだ。
「屋敷中自由に見て回っておいで。
終わったらまたここに来なさい」
そう言ってフェリーラは今いる応接間を指差す。
『わかったわ。ありがとう』
Aは、綺麗に花の形が彫られた階段を上り、一つ一つ部屋を見て回ることにした。
そしてAが一通り見終わり、また応接間に戻ってきた時、見知らぬ男性がソファに座っていた。
「終わったかい？A」
『ええ、とても素敵だったわ…
ところでおばあさま、こちらの方は？』
Aはその男をちらりと見る。
彼は、ねっとりとした黒髪に、鼻は鉤鼻、土気色の肌をしていた。
「ああ、この人はセブルス・スネイプ。
お前のお母さんとお父さんの同級生で…ホグワーツの教師だ」
『先生！？』
Aはびっくりして、しゃんともともと良い姿勢をさらに正した。
「校外ではセブルスでいいよ。
だろ？セブルス」
「かまわんが、校内ではスネイプ先生と呼べ」
そう言ってセブルスは、Aをじろりと見た。
『よろしくお願いします、セブルス』
Aがにっこりと微笑むと、セブルスはふんと鼻をならした。
Aは、ふとわいた疑問を口にしてみる。
『どうして、セブルスがここにいるの？』
「教科書やらなんやらを買いに連れて行ってもらうためさ。
私が行くとちょっと都合が悪いからね」
そう言ってフェリーラは肩をすくめる。
Aはどうして都合が悪いのか聞きかけたが、セブルスの顔を見てやめた。
彼は、苦虫を噛み潰したような、そんな表情を浮かべていた。
「セブルス、頼んでいいかい？」
「了解しました」
(おばあさまには丁寧語なのね…
お母様とお父様の同級生って言ったかしら？)
Aが思案顔をしていると、セブルスがAの頭を軽くたたいた。
「ほら、いくぞ。
はやくつかまりたまえ」
『えっ、どこに…』
セブルスはAの言葉を無視して、姿くらましした。
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トリシア(プロフ) - ＡＲＵＰＡＫＡさん» ありがとうございます！！そう言って頂けて嬉しいです。出来るだけ早く更新するよう頑張りますね！！ (2019年12月7日 6時) (
レス) id: 0e6a90cd55 (このIDを非表示/違反報告)
ＡＲＵＰＡＫＡ - 好きです！次の更新待ってます！ (2019年12月6日 21時) (レス) id: f3d3ee67c0 (このIDを非表示/違反報告)
トリシア(プロフ) - 梨沙さん» ありがとうございます！更新頑張ります(｀・∀・´) (2019年11月30日 11時) (レス) id: 0e6a90cd55 (このIDを非表示/違反報告)
梨沙(プロフ) - このストーリー私好みです！更新楽しみにしてます！ (2019年11月30日 7時) (レス) id: c5b5bf1a65 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：花園歌恋（元トリシア） | 作成日時：2019年11月14日 18時
