女子用トイレ ページ46
大混乱になった。ダンブルドア先生が杖の先から紫色の爆竹を何度か爆発させて、やっと静かになった。
「監督生よ」
ダンブルドア先生の声が轟く。
「すぐさま自分の寮の生徒を引率して寮に帰るように」
スリザリンの監督生の1人、ジェマ・ファーレイがみんなを立たせる。Aもそれに従い、席を立った。
『トロールなんて、一体誰が入れたのかしら？』
Aはダフネに聞いた。
「わからない…でもAちゃん、トロールって、とっても大きくてバカだって、誰かが言ってたかも知れないわ」
ダフネは首を傾げながら言った。
その時、Aはハリーとロンがグリフィンドールの軍団から抜けるのを見た。Aはその2人についていくことにした。
「どこいくのAちゃん！」
『ごめんなさいダフネ！上手く誤魔化しといて！』
『ロン！ハリー！』
Aがやっと2人に追いつくと、足音がして、ロンに怪獣グリフィンの石像の後ろに引っ張り込まれた。
「スネイプだ」
ロンが呟いた。
「何してるんだろう…って、A！何してるの！？」
ハリーが思い出したようにAに言った。
『えーと___2人が急に抜けるから気になっちゃって。どうかしたの？』
ハリーとロンは、これまでの経緯をAに説明した。
『そんなこと、本当に言ったの！？』
Aはロンがハーマイオニーを悪魔のようなやつだと言ったということを聞き、腹を立てた。
「悪かったよ。だから助けに行こうとしてるんじゃないか…」
「何か臭わないか？」
まさしく、トロールだった。
トロールはドアの前で立ち止まり、中をじっと見た。
やがて前屈みになってのろのろと中へ入る。
『鍵穴に鍵がついたままだわ』
「あいつを閉じ込められる」
「名案だ」
3人は頷き合うと、鍵を掴みドアをピシャリと閉めて鍵をかけた。
「やった！」
3人は廊下を走ったが、曲がり角まで来たとき、心臓が止まりそうな音を聞いた____甲高い、叫び声だ。
「しまった」
ロンの顔は、血みどろ男爵くらい真っ青だった。
『大変…』
「女子用トイレだ！」
Aとハリーも言った。
「「『ハーマイオニー！！！』」」
3人が同時に叫んだ。
回れ右をしてドアへ全力疾走し、Aは鍵を回した。ハリーがドアを開けた___3人は突入した。
ハーマイオニー・グレンジャーは奥の壁に張り付いて縮み上がっていた。
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トリシア(プロフ) - ＡＲＵＰＡＫＡさん» ありがとうございます！！そう言って頂けて嬉しいです。出来るだけ早く更新するよう頑張りますね！！ (2019年12月7日 6時) (
レス) id: 0e6a90cd55 (このIDを非表示/違反報告)
ＡＲＵＰＡＫＡ - 好きです！次の更新待ってます！ (2019年12月6日 21時) (レス) id: f3d3ee67c0 (このIDを非表示/違反報告)
トリシア(プロフ) - 梨沙さん» ありがとうございます！更新頑張ります(｀・∀・´) (2019年11月30日 11時) (レス) id: 0e6a90cd55 (このIDを非表示/違反報告)
梨沙(プロフ) - このストーリー私好みです！更新楽しみにしてます！ (2019年11月30日 7時) (レス) id: c5b5bf1a65 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：花園歌恋（元トリシア） | 作成日時：2019年11月14日 18時
