ハロウィーン ページ45
ハロウィーンがやって来た。Aは、廊下に漂うパンプキンパイを焼く美味しそうな匂いで目を覚ました。
『私、パンプキンパイ大好きなの』
「妖精の呪文」の授業に向かいながら、Aがダフネに言った。
授業では、遂に物を飛ばす練習をすることになった。
Aはすぐに完璧にこなし、スリザリンに加点を貰った。
しかし、ハーマイオニーとロンが険悪な雰囲気になったようなので、Aは心配になった。
しかし、大広間でハロウィーンの飾り付けを見た瞬間、頭から吹き飛んでしまった。
千匹ものコウモリが壁や天井で羽をばたつかせ、もう千匹が低くたれこめた黒雲のようにテーブルのすぐ上まで急降下して、くり抜いたカボチャのなかの蝋燭の炎をちらつかせた。
日本でも友達とハロウィーンのパーティーをすることがあったが、それとは比べ物にならないほど物凄かった。
『凄いわねぇ…』
「呆気にとられてるな」
ドラコが大興奮のAを見ながら言う。
『だってこんな凄いパーティー初めてなんだもの！』
Aはにこにこしながら言った。
『ねえ、みんな仮装とかしないの？』
日本にいるときは魔女や猫の仮装をしたものだ。
「うーん…まあみんな既に魔法使いだから。やらないんじゃない？少なくとも私はしないけど」
パンジーが肩をすくめる。
『へえ…』
Aはちょっとがっかりしたように言った。
Aがかぼちゃジュースを飲もうとしたちょうどその時、クィレル先生が息を切らせて駆け込んできた。
みんなが見つめるなかを、ダンブルドア先生の席までたどり着いたクィレル先生は、テーブルに倒れ込んで、あえぎあえぎ言った。
「トロールが…地下室に…お知らせしなくてはと思って」
クィレル先生はその場でばったりと気を失ってしまった。
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トリシア(プロフ) - ＡＲＵＰＡＫＡさん» ありがとうございます！！そう言って頂けて嬉しいです。出来るだけ早く更新するよう頑張りますね！！ (2019年12月7日 6時) (
レス) id: 0e6a90cd55 (このIDを非表示/違反報告)
ＡＲＵＰＡＫＡ - 好きです！次の更新待ってます！ (2019年12月6日 21時) (レス) id: f3d3ee67c0 (このIDを非表示/違反報告)
トリシア(プロフ) - 梨沙さん» ありがとうございます！更新頑張ります(｀・∀・´) (2019年11月30日 11時) (レス) id: 0e6a90cd55 (このIDを非表示/違反報告)
梨沙(プロフ) - このストーリー私好みです！更新楽しみにしてます！ (2019年11月30日 7時) (レス) id: c5b5bf1a65 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：花園歌恋（元トリシア） | 作成日時：2019年11月14日 18時
