伯爵夫人の見解 ページ36
夕食時。
大広間に行こうとしていたAはペルシア伯爵夫人に見つかり、足止めを食らっていた。
［ふむ。今日は飛行訓練だったようですね、グレース嬢］
『ええ。でもどうして知ってるんですか？』
Aは廊下に座り込み、伯爵夫人を撫でながら話し込んでいた。
「おい」
『あ…セブルス』
真っ黒のローブを羽織ったセブルスが、座りこんで猫を撫でているAに声をかけた。
「何をしている」
『ええと、ペルシア伯爵夫人とお話を…』
それを聞いたセブルスがわかりやすく顔を歪ませる(とはいってももともとだが)。
「こんな廊下の真ん中で奇行をするな」
『きっ…奇行って！』
Aは憤慨した。
「全く…お前の行動について忠告せねばならん。
今夜、12時だ。12時に我輩の部屋に来たまえ」
セブルスはそう言い残すと、ローブを翻して去っていく。
後に残されたAはペルシア伯爵夫人に話しかけた。
『あれ、どう思いますか！？生徒に奇行って！しかもあの人、私の名付け親なんですって！』
［スネイプ伯爵は言葉こそ悪うございますが、行いは気高くて比較的よろしい"二本足の皆さん"ですわ］
ペルシア伯爵夫人はそう言うと、Aの手をぺろりと舐めて、Aの膝から飛び降りると歩いて行ってしまった。
『全く…なによ、セブルスも夫人も』
Aは頬を膨らませながらも、夕食を食べにいくことにした。
______________
『ハリー！大丈夫だったの！？』
Aは大広間でハリーを見つけ、駆け寄った。
「うん！ありがとう」
ハリーはにっこり笑った。
「なあなあ聞いてくれよA！ハリーったらさ、クィディッチのシーカーに選ばれたんだぜ！」
ロンが自分のことのように興奮して言った。
『まあ、凄いじゃない！やったわねハリー！
…そういえば、さっきドラコとなに話してたの？』
Aが大広間に入ってきたとき、ちょうどドラコがグリフィンドールの席からスリザリンの席に戻ろうとするところだったのだ。
「ああ…」
2人によると、今日トロフィー室でドラコと決闘することになったらしい。Aは眉をひそめ、ぽんと手を打った。
『私も行く』
「「Aも？」」
『ええ、いいでしょう？』
どうせ今日セブルスのとこに行かなきゃいけないのは変わらないし、とAは思った。
2人は渋々頷き、11時にトロフィー室で会おうと言った。
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トリシア(プロフ) - ＡＲＵＰＡＫＡさん» ありがとうございます！！そう言って頂けて嬉しいです。出来るだけ早く更新するよう頑張りますね！！ (2019年12月7日 6時) (
レス) id: 0e6a90cd55 (このIDを非表示/違反報告)
ＡＲＵＰＡＫＡ - 好きです！次の更新待ってます！ (2019年12月6日 21時) (レス) id: f3d3ee67c0 (このIDを非表示/違反報告)
トリシア(プロフ) - 梨沙さん» ありがとうございます！更新頑張ります(｀・∀・´) (2019年11月30日 11時) (レス) id: 0e6a90cd55 (このIDを非表示/違反報告)
梨沙(プロフ) - このストーリー私好みです！更新楽しみにしてます！ (2019年11月30日 7時) (レス) id: c5b5bf1a65 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：花園歌恋（元トリシア） | 作成日時：2019年11月14日 18時
