質問の答え ページ4
Aは、湧いてきた数々の疑問を次々とあげた。
『まず、A・S・グレースって私のこと？ならSってなんのことなの？それにホグワーツって何？どこにあるの？ふくろう便って何？魔法は本当にあって、魔女や魔法使いも本当にいるの？私は本当に魔女なの？』
一気に言い切ったAを見て、フェリーラはまた笑った。
そして質問に答えるため、口をゆっくりと開く。
「さて…何から答えようかねえ。
まずは名前についてだが、A・S・グレースはA、お前のことだよ。
Sは、遠いご先祖様のファミリーネーム、スリザリンの略さ」
そこまで言ったフェリーラに、Aは思わず口を挟んだ。
『スリザリン？それに遠いご先祖様って…どうしてその人の名前が残ってるの？』
「スリザリンっていうのは、魔法界ではそこそこ有名な名なんだよ。
だから、その名前を受け継がないといけなかったんだ」
Aは納得したようにうなずくと、先を促した。
「ホグワーツはそこに書いてある通り、全寮制の魔法学校のことで…私や、お前のお母さんとお父さんの、母校だ」
お母さんとお父さんと言う言葉を聞き、Aはハッと口元に手を当てた。
両親のことは、聞いてもフェリーラはほとんど教えてくれなかったのに、今はフェリーラの口からその言葉が出てきた。
しかし、他にも何か教えてもらえるかな、と言うAの淡い期待は見事に裏切られ、フェリーラはAの両親についてそれ以上は言及しなかった。
「ホグワーツはイギリスにある。
だから…」
『だから？』
言い淀んだフェリーラにAは首を傾げる。
フェリーラは覚悟を決めたようにすっと息を吸い、言った。
「イギリスに、帰るよ」
Aは、ぽかんと口を開いたまま、フェリーラを見つめていた。
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トリシア(プロフ) - ＡＲＵＰＡＫＡさん» ありがとうございます！！そう言って頂けて嬉しいです。出来るだけ早く更新するよう頑張りますね！！ (2019年12月7日 6時) (
レス) id: 0e6a90cd55 (このIDを非表示/違反報告)
ＡＲＵＰＡＫＡ - 好きです！次の更新待ってます！ (2019年12月6日 21時) (レス) id: f3d3ee67c0 (このIDを非表示/違反報告)
トリシア(プロフ) - 梨沙さん» ありがとうございます！更新頑張ります(｀・∀・´) (2019年11月30日 11時) (レス) id: 0e6a90cd55 (このIDを非表示/違反報告)
梨沙(プロフ) - このストーリー私好みです！更新楽しみにしてます！ (2019年11月30日 7時) (レス) id: c5b5bf1a65 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：花園歌恋（元トリシア） | 作成日時：2019年11月14日 18時
