ハグリッドとお茶会 ページ30
なんだかんだあり、またセブルスはグリフィンドールから一点減点し、やっと魔法薬学が終わった。
魔法薬製作はとても楽しく、Aは素早く正確におできを治す薬を作り上げた。
ハリーはそんなAを羨ましそうに見ていたが、授業が終わると駆け寄ってきた。
「僕たち、これからハグリッドのところに行くんだけど、A、一緒に行く？」
『ええ、もちろん行くわ！』
というわけでAは、ハリーとロンと、ハグリッドの小屋へ行くことになった。
扉をノックすると、中からめちゃめちゃに引っ掻く音と、ブーンと唸るようなほえ声が数回聞こえてきた。
そして他が少し開き、隙間からハグリッドのひげもじゃの顔が現れた。
「待て、待て、退がれ、ファング」
ハグリッドは巨大な黒いボアハウンド犬の首輪を抑えるのに苦労しながら、Aたちを招き入れた。
中は一部屋だけで、ハムやきじ鳥が天井からぶら下がっている。部屋の隅にはとてつもなく大きなベッドがあり、パッチワークキルトのカバーがかかっていた。
「くつろいでくれや」
ハグリッドがファングを話すと、ファングは一直線にAに飛びかかり、Aの顔をペロペロなめはじめた。
『あははっ、ちょっと、やめてファング！』
Aはファングを撫で、落ち着かせようとした。
ハリーはハグリッドに、Aとロンを紹介した。
「Aとロンです」
ハグリッドはロンを見ると、
「ウィーズリー家の子かい。え？」
と言った。どうやらハグリッドは、ロンの双子の兄、フレッドとジョージが禁じられた森に入ろうとするのをいつも止めているらしかった。
ハグリッドお手製のロックケーキはびっくりするくらい固かったけれど、3人は美味しそうなふりをして、初めての授業について話して聞かせた。
「それでね、Aは全部の授業で加点を貰ったって、みんなが噂してるんだ」
「おかげで今んとこ、スリザリンが寮対抗杯1位だよ」
ハリーとロンがそう言うと、ハグリッドは驚いたように言った。
「スリザリン？お前さん、スリザリンなのか！とてもそうは見えん」
Aは頷いた。
『組分け帽子は真剣に悩んでたわ。私をどの寮に入れるか。でも私、お母様と同じ寮に入りたかったから、お願いしたの』
「そうか！お前さん、ルナの娘か！グレース家の子か！」
ハグリッドはうんうん頷くと、3人にまたロックケーキをすすめた。
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トリシア(プロフ) - ＡＲＵＰＡＫＡさん» ありがとうございます！！そう言って頂けて嬉しいです。出来るだけ早く更新するよう頑張りますね！！ (2019年12月7日 6時) (
レス) id: 0e6a90cd55 (このIDを非表示/違反報告)
ＡＲＵＰＡＫＡ - 好きです！次の更新待ってます！ (2019年12月6日 21時) (レス) id: f3d3ee67c0 (このIDを非表示/違反報告)
トリシア(プロフ) - 梨沙さん» ありがとうございます！更新頑張ります(｀・∀・´) (2019年11月30日 11時) (レス) id: 0e6a90cd55 (このIDを非表示/違反報告)
梨沙(プロフ) - このストーリー私好みです！更新楽しみにしてます！ (2019年11月30日 7時) (レス) id: c5b5bf1a65 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：花園歌恋（元トリシア） | 作成日時：2019年11月14日 18時
