船 ページ17
ホグワーツ特急は、徐々に速度を落とし、遂に停車した。
A、ハリー、ロンは、一緒にぎゅうぎゅうづめの汽車を出た。
そこは、小さなプラットホームだった。
「イッチ年生！イッチ年生はこっち！ハリー、元気か？」
大きな髭面の男が、生徒の頭の向こうからハリーに笑いかけた。
『あの人、誰？』
「あれ、ハグリッドだよ」
ハリーはAとロンに説明した。
「さあ、ついてこいよ___あとイッチ年生はいないかな？足元に気を付けろ。イッチ年生、ついてこい！」
すべったりつまずいたりしながら、みんなはハグリッドに続き、険しくて狭い道を降りていった。
「みんな、ホグワーツが間も無く見えるぞ」
ハグリッドが振り返りながら言った。
「この角を曲がったらだ」
「うぉーっ！」
一斉に声が湧き起こった。
狭い道が急に開け、大きな湖のほとりに出た。
『凄いわね…』
「兄さんたちに聞いてた奴よりよっぽどすごいや」
ロンが目を丸くして言った。
「4人ずつボートに乗って！」
ハグリッドが岸につながれたボートを指差す。
Aとハリー、ロンが乗り、そしてハーマイオニーも同じボートに乗った。
「みんな乗ったか？よーし、では、進めえ！」
1人でボートにのるハグリッドの大声かひびくと、ボート船団は一斉に動き出し、鏡のような湖面を滑るように進んだ。みんな黙って、そびえ立つ巨大な城を見つめていた。
「頭、下げぇー！」
先頭の何艘かが崖下に到着した時、ハグリッドが掛け声をかけた。みんな一斉に頭を下げる。船団は蔦のカーテンを潜ってぽっかりとあいている崖の入口へと進んだ。暗いトンネルを潜ると、地下の船着き場に到着した。
『いよいよね…』
Aはゆっくりと呟いた。
ハリーとロンは頷いただけで、何も言わなかった。
「よし、みんないるか？お前さん、ちゃんとヒキガエル持っとるな？」
ハグリッドはまたもヒキガエルを見失ったネビルにトレバーを手渡し、大きな握りこぶしを振り上げて、城の扉を3回叩いた。
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トリシア(プロフ) - ＡＲＵＰＡＫＡさん» ありがとうございます！！そう言って頂けて嬉しいです。出来るだけ早く更新するよう頑張りますね！！ (2019年12月7日 6時) (
レス) id: 0e6a90cd55 (このIDを非表示/違反報告)
ＡＲＵＰＡＫＡ - 好きです！次の更新待ってます！ (2019年12月6日 21時) (レス) id: f3d3ee67c0 (このIDを非表示/違反報告)
トリシア(プロフ) - 梨沙さん» ありがとうございます！更新頑張ります(｀・∀・´) (2019年11月30日 11時) (レス) id: 0e6a90cd55 (このIDを非表示/違反報告)
梨沙(プロフ) - このストーリー私好みです！更新楽しみにしてます！ (2019年11月30日 7時) (レス) id: c5b5bf1a65 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：花園歌恋（元トリシア） | 作成日時：2019年11月14日 18時
