誘拐犯取り扱い説明書【青×桃】

48.受け取ること ページ48

桃side



桃「好き、好き、大好き、」

青「ふふ、可愛え、」

桃「…ちゅー、して……、っん、ぅ…」



ベッドの上で胃もたれしそうなほどの甘い時間を過ごし中。

ちゅーしてと言えばすぐに唇が重なり、ぎゅってしてと言えばすぐに抱き寄せられる。

ほんまに幸せで、流星からの愛でどろどろに溶かされてしまいそう。



青「…ちゅ、、ん……、好きやで」

桃「俺も、俺も好き、流星のこと大好き、」

青「ふふ、かわい、」



好き、って、1回言っただけじゃ全然足りんくて、好き、大好き、なんて、何回も何回も繰り返す。

ほんまに流星のことが好きやから、大好きで大好きでどうしようもないから、どうやって伝えても伝えきれんの。



桃「流星、流星、好き、好き、」

青「ん、俺も好きやで、」

桃「ほんまに好き？ずっと一緒におりたいって思う？」

青「思うで、もう望は俺のなんやから、ずっと一緒や」



そう言ってぎゅーっ、と抱きしめてくれる流星の首筋についた俺の痕に吸い付くとさっきよりももっと濃く痕がつく。

流星も俺のなんやから、どんなことしてもいいんやろ？痕をつけるのやって自由にしてええことやんな。



桃「流星好き、もっとくっついて」

青「人とくっつくんが好きなんやろ」

桃「ちゃうし、前まではそうやったけど、今は流星だけやもん、」

青「ふは、わかっとるって」



わかっとるなら聞くなや、と思ったけど、俺で遊ぶのは流星の趣味やろうから、優しいのんちゃんは許してあげる。


最近の俺はほんまに自分でビックリするほど流星にベタ惚れ。

前までは基本誰でもいいからただただくっついとって欲しかったのに、今俺がくっついて欲しいと思うのは流星だけ。

流星に抱きしめてもらえればそれだけで心が満たされるし、流星に口づけてもらえればそれだけで好きという気持ちが溢れてくる。



桃「好き、すき、大好き、」

青「もはや口癖やん」

桃「おれがここまで面倒なやつになったんは流星のせいやもん、流星はこれからもずっと好き好き言われなあかんの」

青「ふは、大変そうやなぁ」



ずっと、ずーっと、俺が好きって言うのは流星だけ。

やから、流星は俺の引くほど重い愛を、好きを、鬱陶しいほどに受け取り続けなあかんの。

大変やろうけど、自分が俺のことをそうやって堕としたんやから、文句は言えんやろ？






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