誘拐犯取り扱い説明書【青×桃】

34.ドヤること ページ34

桃side



黄「…えっ、ちょ、のんちゃん、何送ろうとしてんの？」

桃「んぇ？反応わかったからええやろ？」

赤「やっぱり流星の家行く、ってアホか！てかイケメン名前までイケメンやな！」

桃「今名前の話いる？」



別ええやんか。流星やってあかんなんて言わんはずやし。これであかんよ、って返って来たら多分宇宙人に中身すり替えられとる。



桃「あ、ほら、ええよー、って」

紫「え、めっちゃ文面優しない？どしたんこの誘拐犯」



Nozomu流星、やっぱり流星の家行く

りゅーせー。どういうことやねんwまぁ、なんか作って待っとくな?



と、前に俺がふざけてつけた気の抜ける名前と、優しさ全開で返ってきたメッセージにみんな目をぱちくり。

いややから、優しいんやって。俺の話聞いてました？



橙「なんでやろ、なんとなく許したくなってまうな」

桃「まぁ、そういうことやから、仕事しよ。」

緑「、え、っあ、おん、」



謎すぎる方法やけど、なんとなくでみんなは納得したらしい。いやそれもどうかと思うけど。

皆さんは、身の回りの人が誘拐されてきたとか言い出したらすぐ警察に通報してな。これ、小説やから。



赤「なぁ小瀧、それほんまに誘拐犯に送った？」

桃「送った言うとるやんけ、なんなら確認してもええけど」

赤「えっ、大丈夫なん？」

桃「、？何が？」



Nozomuなあ流星、流星って俺のこと誘拐したやんな?

りゅーせー。さっきからどうしたん?wしたけど、急に何の話?



桃「ほら！」

赤「いやなんでドヤ顔やねん、これが普通なん？」

桃「おん」



あぁ、そう…と、どこか疲れた様子のしげを見送ってパソコンに向かい合う。

ここは恐ろしいくらいにホワイトな会社やから、きっかり定時で帰れるし、もし残業するってなっても手当てが充分すぎる程に出る。

あの唇ゲルゲ、社長やけど優しいし、威張らんし、何よりいじりやすい！

ほんま男子高校生みたいな会話ばっかやから、多少流星のことも忘れられんねんな。



まぁ、そう言うても寂しいもんは寂しいんやけど、流星に触れられるようになるまであと6日。

絶対我慢してやるんやから、！






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