Amusement park ページ7
先輩達が連れてきたのは
なんと遊園地だった
フロ「うへぇ、人多すぎ」
ジェ「これははぐれないように気を付けないといけませんね」
先輩達は私を真ん中に挟んで
手をつないだ
なんか宇宙人が連行されてるやつみたいだな。
先輩達は、どうやら遊園地は初体験らしく
最初こそ人の多さにテンションがさがっていたが
昼になる頃には
次はどのアトラクションに乗ろうか、と大はしゃぎしていた
フロ「小エビちゃん、次あそこのでっかい建物の中入ろ！」
フロイド先輩が指をさした方向を見ると
陽気な雰囲気のパークには似つかわしくない
ボロボロの廃病院だった
ジェ「このパークで一番人気のお化け屋敷だそうですよ。」
貴「…私絶対に行かないんで
二人でどうぞ。」
ホラーは大の苦手だ
無様な姿を晒すこと間違いなし
フロ「もしかして苦手なの？
ゴーストと一緒に暮らしてるくらいなのに。」
貴「ゴーストが苦手、というより
どこから来るのか分からない恐怖が苦手です。」
お化け屋敷独特の雰囲気がほんとに苦手
ジェ「なるほど、では行きましょう。」
貴「なんで私の腕を掴んで言うんですか。
私は、行かないって言ってるじゃないですか」
フロ「でもオレらは行きたいし」
貴「二人でどうぞ、とも言いましたよね！？」
なんでフロイド先輩まで、腕掴んでくるの！？
ジェ「せっかく三人で来たのに
そんなに寂しいこと言わないでください」
貴「三人で楽しめるアトラクションは他にもたくさんあると思います！」
フロ「もー！
我儘いわないでよ！
小エビちゃんはオレらとあそこのお化け屋敷に入るの！」
貴「我儘言ってるのはアンタらだろ！！」
デカい図体したイケメンが駄々こねてるから
すごい注目されてるんだけど！？
ジェ「困りましたね。
一緒にお化け屋敷に入ってくれないと
寂しくて、これから毎晩オンボロ寮に通ってしまうかもしれません…。」
フロ「でもそのうち寮まで行くのがめんどくなって
小エビちゃんをオクタヴィネルに転寮させるかも〜」
貴「今度は脅しですか！？」
しかも本当にやりかねないから恐ろしい
貴「わかりました、私も一緒にお化け屋敷に入りますよ」
フロ「やったー！！
怖かったらオレが守ってあげるからね」
ジェ「遠慮せずに僕に抱き着いても構いませんよ」
どうせ怖がる私を見て楽しみたいんだろうけど
貴「先輩達が期待するような展開にはならないと思いますよ」
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詩織(プロフ) - モブサイコ１００さん» ありがとうございます！！まさか注意書きから面白いだなんて言ってもらえるとは思ってなかったので嬉しいです！！ (2020年7月30日 21時) (
レス) id: 96403a5128 (このIDを非表示/違反報告)
モブサイコ１００(プロフ) - 注意書きから面白くて好きです！応援しています！ (2020年7月30日 14時) (レス) id: 6acf3cee05 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：詩織 | 作成日時：2020年6月22日 0時
