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貴「…まさか身体の部位にキスしろってことですか？」
フロ「そうなんじゃね？」
そうなんじゃね？ってなに呑気に言ってんだ
貴「私、嫌ですよ。
通気性０のローファーと靴下によって蒸れた足とか
お尻やアレにキスしたりなんて。下手するとR指定入りますよ！？」
あと衛生的にもよくない
フロ「でも、部屋からでるにはそれしか方法がないんじゃねぇの。」
服脱いであげるから覚悟決めなよ
と言ってズボンのベルトに手をかけるので
慌てて止めた
貴「待って、ほんとに待って。
まずは上半身から試しましょ？
すっごい嫌ですけど、我慢しますので！！」
下は脱がないで。
この作品が不健全になるから。
どうせ脱ぐなら、上も下も関係ねぇのに
とぶつくさ言いながらも、フロイド先輩は
ワイシャツを脱いだ
フロ「小エビちゃん顔真っ赤。
脱いでって言ったのそっちなのに。」
貴「うるせぇ、こちとら中年体系の親父の素っ裸しかみたことねぇんだ。」
そんな引き締まった若々しい身体なんて目の毒に決まってる
いいか、私
あれは、人の身体をしているようにみえるがウツボなんだ
だから、身体に触れるのなんてなにも恥ずかしくない
いける、私ならできる！！
貴「では、まず背中から行きます」
肩甲骨から腰まで、軽く唇を付けてみたが
反応なし
私は思った
お題、おかしいんじゃね？と。
もう一度、お題が書かれたパネルをじっくり見ると
『特定の部位にキスしないと出られない部屋(※身長の低い人からキスしないとカウントされません)』
と書かれた文字の下に
本当に小さく
『相手の
と書いてあった
貴「くそが！！！！」
パネルを思い切り殴った
拳が痛いだけだった
貴「先輩、頭よこせ」
フロ「ちょ、オレの髪引っ張るのヤメテ」
先輩の黒い髪の房を引っ張って
頭を自分に近づけ
ﾁｭｯ
キスをすると
ｶﾞﾁｬと音がして
先ほどまでなかった扉が現れ、開いた
あ”−、くそ
ほんとなんだったんだ
貴「私先に出てるので、服着てから先輩は出てきてください」
フロ「小エビちゃん、もしかして照れてる？」
貴「ウツボ特融の言語ですか？」
フロ「やっぱ照れてるんでしょ。
さっきからオレの方全然見ないし」
貴「ウツボの言葉なんて聞えませーん。
てなわけで、さようなら」
私は逃げるように部屋から出た
最初からあの文字に気づいていたら
私から先輩にあんなにキスしなくて済んだのに！！
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詩織(プロフ) - モブサイコ１００さん» ありがとうございます！！まさか注意書きから面白いだなんて言ってもらえるとは思ってなかったので嬉しいです！！ (2020年7月30日 21時) (
レス) id: 96403a5128 (このIDを非表示/違反報告)
モブサイコ１００(プロフ) - 注意書きから面白くて好きです！応援しています！ (2020年7月30日 14時) (レス) id: 6acf3cee05 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：詩織 | 作成日時：2020年6月22日 0時
