I'm totally into you． ページ2
朝、教室に入ると
生徒「A、ちょっといいか？」
クラスメイトが一人私に話しかけてきた
貴「なに？」
生徒「あのさ、最初に言っておくね。
マジでごめん。」
どうした、と聞いてみても
『今日の合同授業で全部わかるから』としか答えてくれず
私はもやもやしたまま
一年と二年の合同授業を受けることになった
・
この学校では、定期的に
学年合同の授業が行われる
今日は、二年と一年がペアを組んで
午前に、魔法薬学の実験
そして午後に体力育成で飛行術の授業を受けることになっていた
私のペアは、午前がジャミル先輩
午後がラギー先輩という風に聞いていたのだが…。
フロ「午前はオレとぺアで、午後はジェイドとだよ。
よろしくね、小エビちゃん♡」
貴「ﾅﾝﾃﾞ?」
朝、話しかけてきた生徒と目が合い
相手は、気まずそうに目を逸らした
しかも、その生徒の隣にはジャミル先輩がいて
お気の毒に、という視線を送られた
なるほどな、つまりあの生徒と私のペアが入れ替わったと。
貴「(お前、覚えておけよ？)」
生徒「(ひぇ)」
こうなっては仕方がない、ということで
フロイド先輩と
クルーウェル先生に出された課題を行うことにした
フロ「小エビちゃん、まだその薬草は入れちゃダメ。
今入れると、薬草の性質が変化して指定とは別の薬ができちゃうよ」
フロイド先輩との実験は、驚くほどスムーズにいった
手際もいいし、解説も入れてくれるため
分かりやすい
なんか、すごく"頼れる先輩"って感じがする
真剣なフロイド先輩の顔が
かっこいい、なんて思って
つい見惚れてしまった
フロ「小エビちゃん、オレのこと見すぎ。」
貴「うっ…」
見ていたことがフロイド先輩にバレてしまって
少し恥ずかしい
赤くなった顔を見られたくなくて
俯いて、顔を隠した
フロ「後でちゃーんと構ってあげるから
今は調合のお手伝いしてね」
貴「別に構ってもらわなくて結構です！！」
先輩に夢中になってたなんて
絶対に言ってやらない
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詩織(プロフ) - モブサイコ１００さん» ありがとうございます！！まさか注意書きから面白いだなんて言ってもらえるとは思ってなかったので嬉しいです！！ (2020年7月30日 21時) (
レス) id: 96403a5128 (このIDを非表示/違反報告)
モブサイコ１００(プロフ) - 注意書きから面白くて好きです！応援しています！ (2020年7月30日 14時) (レス) id: 6acf3cee05 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：詩織 | 作成日時：2020年6月22日 0時
