隲* ページ9
貴方side
【ァガッ…!グェアア!】
という声を上げ、消滅していく呪霊を私は冷やかな目で見ていた。
『はー…手こずらせやがって…』
双剣を影へ仕舞い、ん、と大きく伸びをする。
少しばかり返り血を浴びてしまったせいで気分が悪い。
頬にまで飛んでいた返り血を拭い、くるっと方向転換して。
?「……A…?」
『は、…す…傑…!?』
そこには呆然と佇んで目を見開き、私を見ている傑がいた。
『お、おう傑!どうしたんだ?』
苦し紛れの笑顔を張り付けて傑に問うと傑は非常に言いにくそうに口ごもり。
一言。
傑「君…女性だったんだね…」
あ、オワタ^o^/<チーン☆
彼の様子を見るに、最初から見られていたようだ。
どうしよう。
自分の全身から、血の気がサァ…と引いていくのが分かる。多分私は顔面蒼白になっているだろう。
気まずい空気が互いの間を流れていく。
先に静寂を破ったのは私だった。
ズサアア!とスライディング土下座を決め、
『お願いします誰にも言わないで下さい頼むこの通り勿論黙っててくれるよね心の友よあぁ神様傑様前髪様!!(ノンブレス)』←
と、必死に頼み込んだのだ。それに対して傑はと言うと。
傑「前髪様とか言ったから悟達に言うね?」
とても爽やかな笑みで御座いました。
落ち着こうよ。ちょっとしたジョークじゃないか。そう、Aちゃんジョーク。
傑「もしもし?」←
その声に「ばっ!」と顔を上げると、笑顔で電話をしようとしていた。
『ウオオオオイ!?何さらしとんじゃワレエエエエ!?!?』
急いで傑のスマホを奪い取る。画面に表示されていたのは……。
“五条悟”
それをみた瞬間の私の行動は早かった。多分、0.0001秒くらいの早さだと思う。
人間って不思議だね。焦ると素早く動けるんだから。
通話ボタンをぶちっと押してスマホを影の中にぶん投げた。←
傑「私の何だが。」
『安心しろすぐピ。今頃君の部屋の机の上に鎮座してるよ。』←
傑「ははっ、そうか。ところですぐピって?」
『傑のニックネーム((はぁと』
傑「不快だ。」
『そこまで言う??』
大概君も酷い人だな。
つーかマジでこれどうしよう。五条にばらされたら全てがパーになる…。
傑「まぁ黙っててはあげるよ。友の頼みだしね。」
傑は優しく微笑んで私を見る。そしてつかつかと近寄って来ると…
傑「その代わり…_____。」
囁かれたその内容に。
『…そんなので良いならお安い御用。』
私はニッと笑った。
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黒猫静 - 葵さん→わぁぁぁa(((殴 ありがとうございます!頑張ります…!! (2021年3月19日 20時) (レス) id: e2d9da3aac (このIDを非表示/違反報告)
葵(プロフ) - うわぁぁぁ!((殴続きが気になる……ちょこちょこ、見させてもらってるので更新頑張ってください!!応援してます!! (2021年3月19日 19時) (レス) id: 5a002ad320 (このIDを非表示/違反報告)
黒猫静 - 名無しの言兵衛さん→あ、まじですね…()すいません……((教えてくれてありがとう御座います! (2021年3月6日 15時) (レス) id: e2d9da3aac (このIDを非表示/違反報告)
名無しの言兵衛 - この作品はブラコンシリーズの続きになっていますよ。もし続きだったら余計なお世話でしたスミマセン。 (2021年3月5日 23時) (レス) id: 8a79204b5b (このIDを非表示/違反報告)
黒猫静 - ぱんこっへさん→え、あ、ありがとうございます(照) (2021年3月5日 18時) (レス) id: e2d9da3aac (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:黒猫静 x他1人 | 作成日時:2021年3月2日 15時