Last Love 55 【Shinjiro】 ページ24
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「777」の発売まで2週間。
俺は、1人でAの病室に向かっていた。
真「A、何かいるかな…。」
千晃に告白されてから、もうすぐ1週間が経つ。
めっちゃびっくりしたけど、
やっぱり俺はAが好きやと思った。
例え他のことでにっしーに負けたとしても、
Aだけは渡したくない。
A以外、考えられへんねん。
病院の中にあるコンビニで、
Aの好きそうなプリンを買い、
エレベーターでAのところに行く。
彼女の目が覚めてから、
1人で来るのは初めてだったりする。
ドキドキして、
思わず予定より早く来てしまった。
やから、ちょっと待とうと思って、
Aの病室の前で立ち止まってたら。
郷「…っ…なん、で…。」
中から聞こえたんは、彼女の泣き声やった。
郷「っ、私だって…歌いたかった…!」
やっぱり。
それが、Aの本心なんやろ?
メンバーやねんから、仲間やねんからさ、
言ってくれたら良かったのに。
遠慮してんの?
郷「っ…あ、真…もう来るかな…。」
その言葉で、俺は意を決して扉を開けた。
郷「っ、真?いらっしゃい。」
真「A!」
郷「どうしたの…?」
Aの頬は、濡れてた。
真「A…何で泣いてんの?」
郷「…寝起きだからかな。」
嘘つくの、ほんまに下手なんやから。
真「…ええよ。
俺の前だけでも、弱くなり?」
郷「真…っ。」
目に浮かんだ涙が、すごく綺麗やった。
郷「真…ごめんっ…!」
ポロポロと零れ落ちる雫。
ギュッと、華奢な体を抱き締めた。
真「A、好きや…。」
戸惑いなんか、なかった。
真「初めて会った瞬間から、もう好きやった。
いっつも周り見てて、頼れるAも、
方向音痴ヒドいAも、
全部好きやねん。」
やから…やからさ。
真「俺と、付き合ってくれませんか。」
俺の胸に顔を埋めたまま、彼女は言った。
郷「3年目、京都で私を見つけてくれたとき…
あのとき、本当に王子様に見えた。
気付いたら、真のこと好きになってた。
だから…。」
私でよければ、付き合ってください。って。
俺、
Aのこと離さんから。
A、何でも言ってな?
俺のこと、もっと頼って欲しいねんで。
それ…分かってたんかな…。
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エイミー(プロフ) - なつさん» ありがとうございます!頑張ります♪ (2016年12月18日 21時) (レス) id: 18c0d67c28 (このIDを非表示/違反報告)
なつ(プロフ) - すっごく続き気になります!更新頑張ってください! (2016年12月17日 22時) (レス) id: 3487b8d8f2 (このIDを非表示/違反報告)
エイミー(プロフ) - 笑茉さん» りょーかいです! (2016年12月10日 17時) (レス) id: 18c0d67c28 (このIDを非表示/違反報告)
笑茉(プロフ) - こんにちは、笑茉です♪このコメント気づかれたら、エイミー様のボードまで来ていただけると嬉しいです! (2016年12月10日 11時) (レス) id: d8b62e80c0 (このIDを非表示/違反報告)
エイミー(プロフ) - 來百さん» 来ーまーしーたーよー!!笑 ありがとうございます!頑張ります♪ (2016年12月7日 17時) (レス) id: 18c0d67c28 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:エイミー | 作成日時:2016年12月4日 7時