3：超がつくほど抜けてるあの子は最強の一族だったらしい(多分)

102話 ページ17

「入口は突破した…キミたちの健闘を祈る！」






イビキの言葉と同時に皆、体中が脱力する。



これでやっと安心…そう思った時だった。









ﾊﾞﾘﾝｯｯｯ!!!!









突如、窓ガラスを割って何者かが入ってくる。









『うぉっ！破片が頬に当たりかけたんだけど…』








同期一同「！？」









同期一同はAの所に向かいたかったが、ぐっと堪える。


それもそのはず、教卓の方には

第二試験官みたらしアンコ


と書かれた旗と、女性が1人すごい剣幕で立っていた。






「(こいつだけはまったく…！)」









「あんた達！喜んでる場合じゃないわよ！！

私は第2試験官！みたらしアンコ！！次行くわよ次！」









『おー！行くぞーー！』









それと同時にAは、拳を突き上げその場から立つ。


しかしA以外は誰一人として立ってはいなかった。









「(！？A……アイツこんな時にバカ発動しやがって…)」









「(Aちゃん…色んな意味でパネェってばよ…)」









しかし、アンコだけはAの事を良い意味で関心していた。









「(あの子…なかなか威勢がいいじゃない！

あら……というかあの子って…)」

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