とある少女の武勇伝【鬼滅の刃】第ニ！

頑張りすぎ ページ7

炭治郎Side


『炭治郎は煉獄さんをお願い。煉獄さんも軽症じゃないから』




その時、Aからは殺意と怒りと少しの─焦りの匂いがした。



だから俺はAを信じて無言で煉獄さんの所へ行った。




大丈夫だよな？




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炭「…煉獄さん！」




あぁ良かった。重症だけど息はしてる…。




煉「よもや…柱として不甲斐なし……」



意識もあるみたいだ。



急いでAの元へ行かないと。




炭「煉獄さん。今、Aが1人で粘っています。急いで行きましょう」



そのまま煉獄さんは、俺の肩を借りて歩いて行った。



A…本当に大丈夫か？

いや仲間を信じろ。Aは強いんだ。



きっと大丈夫だ…。




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…え？


伊之助？何で泣き叫んでいるんだ？


善逸？何で自分の羽織でAの腕を縛ってるんだ？



善「煉獄さん！炭治郎！Aがぁ！心臓の音がぁ!!


このままじゃ死んじゃうよ!!」



伊「おい子分!!死ぬんじゃねぇぞ!!」




嘘だ…。Aが…死ぬ……？


まさか……だって、だって…。


俺だ。俺のせいだ…。俺がAを1人にしたから。



炭「お願いだ！早く隠しの人を呼んでくれ!!」



Aの鴉が急いで行ってくれた。

……でも助かるのか？


お願いだ、死なないでくれ…。



とりあえず今は善逸と一緒に応急手当だ。




炭「お願いだから…！もう誰も死なないでくれｯ…！」



なんて自分勝手だと心底思うんだ。

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